柳美里の今日のできごと

福島県南相馬市小高区で、
「フルハウス」「Rain Theatre」を営む
小説家・柳美里の動揺する確信の日々

ノンフィクション『警戒区域』

2014年08月27日 18時25分40秒 | 日記
左目がお岩さん状態(眼科の見立てでは、ヘルペスかな?ということです)の珍念さんに、雨のなか郵便局に行ってもらいました。

料金未納でパソコンがつながっていないので、SDカードで原稿を郵送したのです。

『警戒区域』原稿用紙80枚分です。

残り160枚、必ず9月10日までに書き上げます。

講談社の石井克尚さん、よろしくお願いいたします。

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続続・貧乏話

2014年08月27日 10時00分03秒 | 日記
お金がないと、外食ができない喫茶店に入れない映画や演劇やコンサートに行けない本を買えない美容院に行けない病院に行けない。
食材と生活必需品しか買えない(服や靴やバッグやアクセサリーや雑貨や食器や文房具は、わたしの手には届かない贅沢品です)。

包むものを包むことができないから、結婚式やお葬式は失礼する。心の内で、祝い、悼む--。

しかし、走ることと、昆虫を飼うことは、タダなんですよね。
蝶蛾の幼虫は、そこいらの葉っぱを食べているだけですからね。

貧に迫られると、何かを楽しもうという気持ちが萎みがちですが、一文無しでも楽しめることはあります。

わたしは、道を走り、虫を飼って、楽しみます。

貧しても鈍さない!

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お岩さん……

2014年08月27日 09時22分22秒 | 日記
何日も前から、目が痛い、具合が悪い、と体の不調を訴えていた珍念さん……

今朝起きたら、左目が塞がっていた――。

すぐに眼科に行ってもらいました。

あぁ……京都の対談の謝礼金、現金受け取りでよかった……公共料金の振り込みに使わずによかった……もし、謝礼金が手元になかったら、眼科の治療費が払えませんから……謝礼金をもらうまでは、うち、全財産2千円でしたから……

単行本書き下ろし、というのは、原稿料1円ももらえないので、書いている期間は無収入なんですよ。初版印税が振り込まれるのは、本が出版されてから、早くても2ヵ月後……

我が家は常時貯金ゼロ、借金ン千万円の状態なので、原稿料をもらえない仕事は、現実的に無理です。できません。だって、家族と猫4ひきを扶養しなければなりませんから。

『警戒区域』、万が一、9月10日までに終わらなかったら、いったん切り上げて、稿料をもらえる小説を書き、書き上げたら執筆を再開する、という形にするしかありません。

9月末に南相馬に行くのは不可能かもしれない――。

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今日の執筆のために、

2014年08月27日 02時49分39秒 | 日記
少し寝て起きたら、書きます。

おやすみなさい。

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昨日は、

2014年08月27日 02時34分27秒 | 日記
昨日は、外に一歩も出ず、パジャマのまま顔も洗わないで、朝から夜中まで『警戒区域』「浪江・柏崎の章」(原稿用紙80枚)の推敲と調べものをしていた。

今日は、京都滞在中に書けなかった、『イオ』の連載エッセイと、韓国の雑誌に寄稿するエッセイを書かなければならない。

夜までかかるだろうな……
今日は、27日でしょ?

28日、29日、30日、31日の4日間で、野馬追い、真宗移民、2011年の新潟・福島豪雨災害、奥只見ダム・尾瀬まで(原稿用紙65枚)を書き上げて、講談社の石井克尚さんに送らなければ一大事――。

ここまでを8月中に送ることができれば、9月10日までに残り100枚を書き上げられる可能性が生まれる――。

書くしかない。

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続・貧乏話

2014年08月27日 02時14分17秒 | 日記
東京で仕事がある時に、鎌倉から東京までの電車賃を捻出することができず、仕事相手に事情を説明して、電車賃を借りることがたまにあります。

あと、トランクを旅先に送る際の宅配便代が、痛い――。

わたしの場合、滞在するホテルでも仕事をしなければならないので(貧乏暇なし)資料の本を毎回50冊ほど持って行かなければならず、(対談資料も多い――)トランク2つで往復5000円くらいはかかるんです。

宅配便代を工面するのが、いつもなかなか大変です。
とにかく、書き下ろしは、今回の『警戒区域』で最後にします。

書き下ろしができるのは、十分に貯金のある、扶養家族のいない独身の作家だけなのではないでしょうか?夫(妻)が高収入の仕事をしているとか、あるいは、出版さえすれば、10万部は固い、と言われている数少ないベストセラー作家か――。

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