Yumi @ Sudan

北アフリカの国、スーダンでの生活日記

アフリカのリズム

2005-11-22 | everyday
アフリカンダンスを習ってます。スティーブンという南部スーダン人の先生が、アフリカンスーダニーズダンスと呼ぶこのダンス。
リズムもステップも私には無理無理。
頭で考えて覚えてからじゃないと、手も足も出ないっていう状態。

足の長さ手の長さ、それに体が持ってるリズムが違うのです。
パーカッション隊にあわせて踊るのですが、パーカッション隊は普通のおっさんたち。
でもこのおっさん隊、鳥肌たつようなリズムで太鼓をたたきます。
私もパーカッションやりたいってはじめは思ってたけれど、完全に無理無理。
スティーブンがたたくリズムをみんな一度で覚えてしまいます。これがまた私はきいたこともないようなリズム。

あー、みんなにも聞いてもらいたいよ。それにスティーブンの踊るところを見て欲しい。
何より楽しそう。生きてるーって感じです。
私にはまだまだ楽しむ余裕なんてありませんが。

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鳴き声

2005-11-20 | everyday
朝晩、「キキキキキ」っつていう鳴き声がうるさい。
何の声だろうってずっと思ってたら、ヤモリの鳴き声だった。先日天井に2匹発見。スーダン人に聞いたら求愛の鳴き声だと教えてくれた。

昨日、複数の鳴き声がする。ひとつはいつもの「キキキキキ」、もうひとつは「ピヨピヨピヨ」って鳥みたいな鳴き声。

玄関の方から聞こえてくる「キキキキ」を見に行ったら、「ヤモリじゃないよ、とかげだよ、これ」っていう大きさの生き物が動いている。はあ・・・。

「ピヨピヨピヨ」のトイレの方へいったら、でっかいゴキブリ風生物。ゴキブリって鳴くの?????

何でひとりでいると出てくるのかなあ。
あたしに求愛でもしてくれてるのでしょうか。勘弁してください
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英語

2005-11-18 | everyday

タンザニア出身の先生が突然首になりました。理由は彼女の英語にアクセントがありすぎて、生徒が理解授業の内容を理解できないから。ある生徒の保護者からクレームが入ったとの事。
タンザニアで14年も教員をやっていた彼女が大好きだった私はすごくショックを受けました。でも仕方ないか。。。この国では英語がとっても大切。

英語を教えている私がこんなことを言うのもどうかと思うけれど、素晴らしいアラビア文化が今も生きてるこの国で、小学生のうちから英語で勉強をすることが、いいことなのかどうか、という疑問は私の頭から離れません。
この国で英語を話せることはスティタス。英語が話せないと、職業も制限されてしまいます。
今年1月和平合意がなされた後、南部の人々が少しずつハルツームでも雇用の機会を得られるようになってきました。役所、国連機関、などなどで南部出身者の顔をよく見かけるようになってきました。南部出身者は教会で英語を学んでいるため、北部のアラブ系の人々よりも英語が話せる率が高い。
当然アラブ系の人々は焦っているのです。

公立小学校では英語の授業が始まるのは中学生になってから。
私のクラスの生徒の約半数は、5年生になったと同時に転入してきました。
「英語を勉強するため」
親が無理をしてでも私立の学校へ転入させるのです。

歴史があって、生き続けてきた文化があって、今があって。
外国語が出来ることで、子どもたちの世界が少し広がるのは確か。私も英語が出来るおかげで、今こうしてこの生徒たちと出会うことができた。

でも何だか考えちゃう。
英語とアラビア語がごちゃ混ぜになった言葉で話す子どもたちを見ていると。
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サラの国籍

2005-11-18 | everyday
モナに孫ができました。モナの娘のナダはイギリス人と結婚しました。で、生まれてきたのが、写真のあかちゃんサラ。

白人とアラブ人の子どもは日本人の肌の色みたいで、「ユミのあかちゃんだ、ユミのあかちゃんだ」とみんなに言われてます。
そんな風に言われると、日に日に可愛く愛しく思えてきて、毎日のように会いに行く単純なわたし。

さて、サラはスーダン人のナダの娘なのに、スーダン国籍がもらえません。したがってサラはイギリス人。ビザの申請も一ヶ月ごとにしなくてはならず、そのたびに5000円程度かかるとのこと。
お父さんがスーダン人じゃないからダメなんだって。

新憲法になれば、認められるようになるらしいのですが、いつ頃施行されるのか今の時点では全く不明。それに、それが施行されたからって、過去にさかのぼって国籍が与えられるとは思えない。

ほんとうにおかしなことの多い国だけど、母親にとってこんなにやりきれない話ってないよね。
アイデンティティって大切なのに。





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2005-11-17 | everyday
朝晩はだいぶ涼しくなってきました。
夏の軽井沢の朝みたいな感じ。風がそよそよ吹いてると、ほこりっぽいけれど、さわやかです。
(そうは言っても、朝10時は32℃h、昼1時は39℃でした)
今日はちょっと涼しいなって思って学校へ行ったら、なんと何人かの子どもたちが、ジャンパーを着ている。
「寒いの?」って聞いたら、大げさに寒い寒いと言う。
ニット帽をかぶっている子ども、手ぶくろをしている子ども。
きっと、こんな日を逃すと、この服たちも活躍する場がないんだろうな。

太陽の少ない国、イギリスの人たちなんかが、少しお日様が出ると、水着になって公園で日光浴とかしてるのと同じ感じなのかしら?


さて、話は変わりますが、昨日と今日たくさんのスーダン人におめでとうって言われました。
「プリンセスが結婚したんでしょー」
お姫様という響きは、ものすごくロマンチックみたいです。

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ついでに修理!

2005-11-16 | everyday
トイレも、シャワーも水が流れて快適快適。とおもっていたら、ふっと台所の電子レンジが目に入った。

この電子レンジ。半年ほど前にここに駐在されてた方から譲り受けた家宝。
それなのに、ちょっと前から、ドアを開けるとブーンと温めが始まり、ドアを閉めるとびくともしなくなった。ギャグですか?それに、これって危ないでしょ。

あまり普段使わないし、いいやとおもっていたのだけれど、ついでにもうひと頑張りしようと思い、電子レンジを担いでリクシャーに乗って、いつもの修理工の人たちが待ってる広場へ行く。値切っても何しても、私がとれた見積もり料金は、日本円で約8000円くらい。

そのまま電子レンジを持って、ヌリとハミッドに相談する。
「良くないね、ユミが外国人だからって!」と二人。
もう一度、二人と一緒に広場へ戻る。

「200,000ポンドなんて高すぎるでしょ!」と私の両脇に立って、交渉してくれる二人。厳しい顔で、まけられないと言い張る修理工。私はまるでスケさんカクさんと一緒にいる水戸黄門みたいな気分。

そこにおとといまで家の水周りの修理をしてた、モハンメッド、風車のヤシチが登場。「や、どう考えても高すぎる!!」

3人そろってワイワイガミガミ。
結局。修理代は2500円程度まで下がり。修理も即日終わり。夜になってハミッドが電子レンジを持って家まで来てくれたのでした。

みんなに守られて今日も一日が過ぎました。ありがとう。

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やっと学校!!

2005-11-15 | everyday
今日から遂に学校がはじまりました。朝寝坊してしまって、5分で支度してぎりぎりセーフ!って思い校舎に駆け込んだら、人がほっとんどいない。
朝礼が始まったのが、いつもより40分遅れ。
1時間目の授業できないじゃんっておもってたら、スケジュールが冬時間に変更して、30分遅くなったんだって。

「冬?何で遅くするの??」って聞いたら
「冬は朝起きるのがみんな大変だから」とのお返事。
まあ、私も今日朝、起きれなかったけれど。冬なんてここにはないし、欧米のサマータイムとは違って、省エネにも何もならない。。。。「理由はほんとに朝起きるのがつらいから」だけなのかも・・・。変なの。

さあ、かわいい生徒たちと久しぶりの再会。
5年生の女子クラスへ行ったら、壁に「ゆみ先生、お帰りなさい!」のポスター。なんていい子たちなんでしょう。。。。
「ありがとー、とっても嬉しいよー、すごくみんなに会いたかったよー」って言ったら、何をおもったのか、今日は一日中、他の先生の授業でも私あてのお手紙や絵を描き続けたらしい。
「5年女子クラスは、授業中にずっと絵や手紙を書いていた」と他の先生からクレームが・・・・。
子どもと接するって難しい。
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今日も修理・・・・・。

2005-11-14 | everyday
今日で修理も4日目。
日本語でも英語でもよく知らない単語が、アラビア語でわかるようになりました。
小さなネジや、ケーブル。セメントみたいな粘土みたいなものとか、電気の配線に関するアラビア語。
一緒になって、便器の中を覗いてみたり、窓から顔を出して、電気の配線を手伝ったり。
ビデオの予約録画も出来なかった(やらなかった)私が、色んなことに詳しくなっていく。
ショートしたタップも自分で直せます。

夕方になって、流れなかったトイレがようやく流れるようになって、拍手!!スーダン式にお菓子やジュース、お食事を振舞って感謝。

達成感に溢れたまま、じゃーねーって言って帰る際、「自分で空けて」って言って南京錠の鍵を渡したのに、なかなか出て行かない。「どうしたの?」って見に行ったら、無理やり力で開けようとしたらしく、南京錠が壊れて開かなくなっている。

「あーあー」閉じ込められたあ。

3人のうち一人が何とか窓から出て行って、1時間後、大きなのこぎりみたいな道具で外から南京錠をきる。
「あ!」
南京錠を切ったついでに、ドア側の南京錠をとめてるワッカまで切ってしまった。

「あーあー」

それから、ドアをはずして、それを担いで、街中へ修理してもらいに出かけたのでした。戻ってきたのは、夜8時。

お疲れ様、わたし。おつかれさま、みんな。
写真は直したドアです。モノモノしいドアでしょ。



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学校スタート

2005-11-13 | everyday
月曜日からやっと学校がはじまります。イードの休み明け、7日の学校スタートにあわせて日本から戻ってきたのに、「学校が始まるのは、12日(月)からになりました」と連絡がきたのは、6日でした。ま、スーダンらしい。

今日、職員会議があるというので学校へ行ってきました。
10時といわれて、10時30分に行ったのに、まだだれも来ていない。10分くらいして校長先生が来て
「日本はどうだった?」
「家族は元気だった??」
っていう話をされただけでした。
スーダンでは、しばらく会わないと誰もが、「家族も元気?」って聞いてくれます。あったかいでしょ。


引継ぎとかしなくちゃと思い、
「私がいない間は誰が授業を代行してくれたのですか?」と聞いたら
「私がやったけれど、先には進んでないから大丈夫よ」って。

えー。。。代行の先生が来るって言ってましたよね。それに、2週間もの間、授業は何もやってないって事???

「あ、それから、年末年始のお休みはなくなったから・・・・」
日本人の私は思わず、「わかりました」といいそうになったけれど、ここはちゃんと主張しないとと思い、
「でも、お休みだと伺ってたので、日本に帰る飛行機のチケットとってしまいました。日本では、1月の新年は大切なのです」
「わかりました。問題ないわ」


いいの?行っていいの?生徒残して行っていいの??

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修理屋さん

2005-11-11 | everyday
新しいお部屋の水周りをなおしてもらうため、「広場で仕事待ち」をしている修理工の人にお願いをすることにした。

なおしてもらうのは、
1.トイレの水洗を流れるようにしてもらう
2.お台所のシンクのつまり
3.給湯器からシャワーにお湯が流れるようにしてもらう
以上3点。

「2時間で全部終わる」と言って我が家へやって来て、黙々と作業をしてる。「真面目でいい人だな」っておもってると終わるはずの2時間後。

「ゆみ、ねじが壊れてるから買ってくる。お金をくれ」
「ゆみ。蛇口がバカになってるから買ってくる。お金をくれ」
「ゆみ、お腹がすいたから、食事してくる」
そして、、、「ゆみ、全部取り替えないとなおらないみたいだ」といわれたのは、作業開始から8時間後。

「ゆみ、今日は疲れたからかえってもいいか?」と今にも倒れそうな顔で私に訴える・・・。

「せめてトイレひとつだけでも使えるようにしてよ。このままじゃトイレにもいけないよ」と、分解され、散らかり放題のトイレを見て悲しくなる。自分で何とか組み立てて、何とかトイレを使える状態にする。


翌日

「ゆみ、今日は午前中に終わらせるから!」と部品をもって家にやってきたのが朝8時半。前日ずーっと彼の作業が終わるのを待機してたわたしは、疲れてしまったので、ハミッドに見ててもらうようお願いして、外出。

アラビア語のレッスンを終わらせて帰ってきても(11時)、買い物へ出かけて帰ってきても(14時)ヨガのクラスへ行って帰ってきても(18時)夕飯の支度を済ませても(19時)彼はまだ働いている。

「なおるの?」というと、「もーちろん、任せてくれよ」と威張る。

そして、20時
「ゆみ、もう疲れて動けないから、また来週くる」という
「え???なーんにもなおってないじゃん。どうするの??」って聞くと
「実はマラリアが治ってないんだ」と意味不明な言い訳。

彼への支払いは、全部なおしてもらってトータルで話がついてるので、何日来てもらっても別に構わないのだけれど、でもねえ。はやくなおしてもらいたいものだ。っていうか、ホントになおるのかなあ?
家に来ると、ペプシが飲めて、「長時間働いてもらって悪いな」とおもっちゃう私は、朝食代を渡す。まさかそれが目的じゃああるまい。彼だってなおしたいはず。

トイレをバケツで流すのにも疲れたし、キッチンシンクの水が流れないのにも疲れたし、ちょろちょろ出る冷たい水シャワーにも疲れてきたぞー。













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