民衆のパワー

明日スーダンでは、副大統領の就任式があります。
副大統領に就任するのは、南部開放運動の指導者ジョン・ガランです。

明日は外国人はあまり外に外出しないほうが良いと言われています。デモなどの政治的運動が予想されるから。
「じゃあ、今日の家にスーパーへ行っておこう！」って思って、夜8時頃、車に乗ってスーパーへ。
そしたら途中の道が、大渋滞。
いつもの道で左折しようとしたら、警官が笛を吹きながら走りよってきて、「ここは一通だ！」と言って怒っている。でも、もう曲がってしまった後だし、前にも数台車が走っているし、直進するしかなくて、走り続けた。

スーパーの前の道が封鎖されて、南部の人たちが溢れている。集会が終わった直後だったらしい。
フェンスが壊れていたり、ガラスの破片が道に落ちていた。

私が、そこを通ったときは、人々は暴れているわけでもなく、騒いでいるわけでもなかったが、ものすごいパワーを感じて、なぜか心が震えた。

帰り道、車の窓の外は、岐路につく南部の人たちが列になってあるいていた。
ママにおんぶされた小さな子供。飛び跳ねながら嬉しそうに走っている子供たち。彼らの目に、明日の歴史的な一日はどんな風に映るのだろう。