Yumi @ Sudan

北アフリカの国、スーダンでの生活日記

ありのままのスーダンを

2005-06-08 | everyday
買い物の帰り道、近所の露天商の女性に声をかけられ、子供の写真を撮って欲しいって言うので、写真を撮りました。
お母さんが働くお店の横で、パンをかじっている子供たち。
そしたら、近くにいたおじさんが、私を呼び止めて文句を言い始めた。

「そんな写真をとって、スーダンの悪いところを外国に伝えるんだろう!」

スーダンの悪いところ?かわいい子供の写真を撮ってるだけなのに。
何が悪いところなのか、私にはわかりませんが、
北部スーダンで生まれ育った人たちにとって、南部の出稼ぎの人や、エチオピア人、ムスリムでない人たちが、違う文化を持って、同じ場所に住んでいる現状は好ましくないものなのでしょう。
でも、町を見ていると、そんな人たちの人数の方が多いくらい。
みんな、生き生きと立派に生きている。

言い返したかったけれど、ここでもめてもどうしようもない。何よりも、露天商の女性を傷つけても仕方ない。

ありのままの現実から目をそらさない事が、まずこの国に課せられた大きな課題。
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1 コメント

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大丈夫? (ミナピヨ)
2005-06-08 19:43:46
ゆみちゃん元気?いつも楽しみに読んでます。



今回文句言われて、凹んでないかなぁ…ってちょっと心配。私もグァテマラで民族衣装を着た人を撮ろうとしたら嫌がられた事あったり、確か数年前同じグァテマラで、写真撮影が引き金となって(臓器か人身売買目的で子供の写真を撮っている、といわれもない誤解を受けて)日本人観光客が殺されたはず…



今回は頼まれて撮っているからそんなことないと思うけれど、写真を撮られるのって、抵抗ある人はあるからね。くれぐれもゆみちゃん自身の安全には気をつけて!
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