はしご湯のすすめ

はしご湯のすすめは引っ越しました。

川原湯温泉 王湯 旧施設(閉館)

2016年02月10日 | 閉館・休業など【関東】


この施設は2014年6月30日をもって閉館しました

前にも書いたが川原湯温泉は思いれのある温泉地だ。湯巡りを始めて、王湯の焦げタマゴ臭にとても感動したものだ。それ以来、目の前のR145を通るたびにわざわざ王湯まで、入浴するしないに関わらず足を延ばしていた次第。そんな川原湯もダム建設に伴う移転を強いられて、今日ではお宿の「ゆうあい」と王湯共同浴場のみとなっている。26年6月末日をもって、王湯も新川原湯温泉への移転に伴い現地点での営業を終了する。

なので営業最終日の前日、お別れ入浴をしに出かけた。するといつもの5倍を超える車の駐車台数、王湯建物周辺には人で賑わっている。こんな川原湯を見たのはかなり以前の事と記憶している。足湯と温泉タマゴ場でも、タマゴ作成用の籠が順番待ちが発生するほどの人気ぶりである。浴場の下駄箱にはお客さんの靴がびっしりと置かれ、これほどの下駄箱利用状況は今更ながら初めてみた。番台には数年前から自動券売機が置かれるようになった。

まずは内湯から。脱衣所から階下へ向かう造りも好きであった。休日では最終営業日らしくお客さんで賑わっていた。浴室空間にはMaxで18人はいただろうか、この賑わいを見たのもお初である。湯には5分ほど浸かってお別れした。しばし渡り廊下で涼んでから、露天へ向かう。こちら露天は先客2人でいつもながらの状態。湯口備え付けのコップで源泉を口に含んだ。もう何度、飲泉したかも数え切れないほどいただいているこのお湯。ココ露天からの眺めも昨今では付近の旅館移転に伴いガラッと変わってしまった。目前に見える、春先の新緑から夏場の緑の木々の光景だけは以前から今日でも変わっていない。こちら露天も5分ほど浸かり、正面玄関壁の「笹竜胆」が印象的な王湯の最後入浴とする。
(三昧・2014年6月)



川原湯温泉に(地元民専用を除いて)三つある共同浴場の一つである王湯です。ココはもう10年以上前より何度となく訪れていてとても思い入れがある施設です。当時と現在ではダムの経緯があってか川原湯温泉街もだいぶ閑散としてきました。何度か行った王湯の渡り廊下の下にあった食堂はもう無くなってしまいました。ただ、共同浴場はまだまだ営業中です。夕方18時以降は地区住民専用の浴場となります。

施設としては男女別内湯と露天風呂があります。内湯と露天風呂は別の場所にあり離れているので、服を着替えてからでないと移動はできません。

内湯は脱衣所を抜け階段を降りたとこにあります。ほぼ四角形のような石板張り浴槽がそれです。縁の切り込みより溢れ出る湯の通り道が鉄サビ色に染まっています。5-6人サイズの広さがあり、その浴槽へ3つの塩ビ湯口(一つはネット掛け)と蛇口から加水用湯水の常時投入があります。3つの湯口といっても分析書によると利用源泉は二つ、はて??湯は基本無色透明ですが、当日は少し濁りを生じており鮮度感はもうちょい。ちょいすべすべした感覚、焦げタマゴ臭が特徴です。2本の塩ビより72.8℃と57.4℃の源泉投入、ネット掛け塩ビ湯口からも少量投入ありで浴槽では42.1に調整。

露天風呂は4-5人サイズの石板張り浴槽。露天といっても屋根があるので半露天風呂でしょう。訪問当日は内湯より露天の方に軍配です。無色透明の湯はなんせ鮮度が良いのです。朝一というのもありましたが、すっきりとしたクリアーな透明湯、焦げタマゴ臭にすべすべ感の湯。鉄管湯口で72.8℃、浴槽内では41.8℃とちょいぬるめ調整でした。
(三昧・2011年4月)



長年親しまれた王湯も、ついに2014年6月末日で移転閉館となりました。この風情ある浴舎も取り壊されてしまうのでしょうか。私は閉館の一日前、6月29日に最後の浸かりおさめに訪問しました。ダムの移転工事が本格化したこの数年は、訪れる人も疎らとなっていた川原湯温泉にも、この日は別れを惜しむ多くの人が訪れ賑わっていました。

まずは内湯へ。溢れ出る香ばしい焦げタマゴ臭香る湯に浸かりながら、窓越しに見える木々の緑をボンヤリと眺めます。周囲の景色は随分変わってしまったけれど、この内湯の空間はいつ来ても変わる事はありません。初めて訪問した十数年前から今日までの事をいろいろ懐かしく思い出します。

続いて露天風呂へ。滔々と溢れる湯に浸かりながら川原湯温泉の風に吹かれます。気が付けばもう夕方の6時になろうとしています。お別れの時がやってきました。名残惜しいですが、さようなら。
(まぐぞー・2014年6月)



川原湯温泉街のシンボル的共同浴場です。川原湯へは時々足を運んでいますが、王湯へ立寄るのは実に8年ぶり。そんなに長年入っていなかったのかと、改めて知りビックリしています。

王湯は重厚な和風造りと、外壁に堂々と掲げられた笹竜胆の紋が印象的で、群馬を代表する共同浴場のひとつといっても過言ではないと思います。館内には男女別に内湯と露天風呂があり、それぞれ離れているので一度着替えての移動となります。

先ずは内湯へ。扉を開けると先ずは脱衣所があり、更に階段を下りると浴室です。浴室横の窓際にも脱衣篭があるので、荷物などが心配な人は、そちらで着替えるといいかもしれません。

浴室には5~6人サイズの略四角形浴槽がひとつあり、仄かに白濁りを帯びた無色透明湯が掛け流されています。湯口らしきものは全部で三つあり、ひとつは長い管から焦げタマゴ臭の強い激熱湯、もうひとつは石板から出た管から薄めの焦げタマゴ+石膏臭のする熱めの湯が注がれています。三つ目の湯口は、女性側では何故か栓がされていました。これに加え蛇口からの常時加水があります。湯はスベスベとキシキシが混在したもので、川原湯らしい香ばしい焦げタマゴ臭が心地よいもの。ただ、朝一番で訪問したにもかかわらず若干湯は草臥れ気味。レトロな雰囲気が良い浴室です。

お次は露天風呂へ移動。外の樹木を眺めるテラスのような形で、4~5人サイズ浴槽がひとつあります。管から激熱源泉を投入、同時に蛇口からの加水もあり。やや熱めの綺麗に澄んだ無色透明湯は焦げタマゴ臭プンプンで、スベスベ&ちょいキシ浴感。訪問時は内湯と比べ圧倒的に鮮度よく、気持ちの良い湯浴みが楽しめました。
(まぐぞー・2011年4月)

2002年

▼外観/内湯と露天を結ぶ渡り廊下

▼渡り廊下の下の食堂/食堂前の源泉

2011年

▼外観(周囲は撤去が進みガランとしてきました)

▼王湯看板/食堂ももうありません

▼食堂跡地横の地元専用入口/一般用受付

▼内湯入口

▼男性脱衣所/脱衣所から浴室への階段

▼下の脱衣所/男性浴室

▼浸かった様子/浴槽から

▼湯口

▼男性露天風呂/浸かった様子

▼浴槽から/湯口

▼女性内湯/浴槽

▼湯口

▼掲示

▼女性露天風呂/湯口

2014年6月29日(閉館前日)

▼閉館前日は大勢の人が訪れました

▼長年「王湯」を守ってきました

▼階段の猫の足跡ともお別れです/昔の王湯に戻ったような賑わいでした

▼閉館移転のおしらせ


この施設は2014年6月30日をもって閉館しました
群馬県吾妻郡長野原町大字川原湯
4月~11月・10時~18時
12月~3月・10時~17時
300円
訪問:2001年5月~2003年数回・2011年4月・2012年3月・7月・2014年3月・6月

(元の湯、新湯)の2源泉の混合泉 含硫黄-カルシウム・ナトリウム-塩化物・硫酸塩泉 71.6℃ pH=7.1 溶存物質計=1.95g Na=289mg(43.69mv%) K=5.8 Mg=0.4 Ca=321(55.62) Al=0.1 F=0.7 Cl=576(55.56) SO4=584(41.62) HCO3=45.8 HS=1.2 H2SiO3=88.4 HBO2=37.8 CO2=5.7 H2S=1.0 As=0.1 (H14.6.12) ※源泉温度が高温のため加水あり
ジャンル:
温泉(お出かけ)
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