2006年度入社奮戦日記!!

2006年・・・・
仕事が順調に行きますように・・^^

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逆転裁判~2人の御剣~(4)

2005年04月25日 15時47分44秒 | 自作小説
「これはっすね。被害者のポケットに入っていたっす。中を見たいなら、はいどうぞっす」
イトノコ刑事はまず白い手袋をくれた。それを手にはめてから読めということらしい。手袋をしてから小さな紙切れを開いてみるとそこにはボールペンで短くこう書かれていた。

“9月13日23:00 公園で 御剣”

「みてもらうとわかると思うっすけど被害者は昨日この公園で御剣検事と会うことになってたみたいっす。そこに書かれた時刻が犯行が目撃された時間とも符合しているんすよね」
「御剣がつかまった理由はこのメモだけなんですか。」
たった一枚のメモだけで捕まるなんて、なんて世の中なんだろう。
「でもただ会う約束をしていた証拠になるだけで、この紙切れだけでは御剣がやったって証拠にはならないんじゃないんですか」
そう僕が言うとイトノコ刑事は紙をめくるようなしぐさをしていった。
「裏をみてみるっす」
その紙を裏返してみるとそこには今まで気づかなかったのが不思議なくらいはっきりと血のようなもので
“みつるぎにやられた”
とひらがなで急いだ様子でかかれていた。たぶんこれは本物の血でかかれたものだろう。独特のにおいでわかる。でももしこの血文字が被害者が書いたものではなく事前に誰かが用意していたものだったら・・・。犯人が御剣と被害者があうことを知っていて計画を立てて事前にこの紙を用意していて犯行を行ったとしたら。しばらく考え事をしているとふいにイトノコ刑事の声が聞こえた。
「なるほどさん、今のところ自分がわかることはこれぐらいっす。とりあえずこれは返してもらうっすよ。まだ詳しい事情はわからないっすけどなんか新しい情報が入ったら教えるっすから、警察ももうこの公園で調べることはないっすから自分も警察にかえるっす。ではまた今度っすね」
そういうとイトノコ刑事は慌てた様子で他の警察に遅れないように走って公園の入り口にとめてあったパトカーに乗る直前に振り返りこっちをむき手をふりそのまま乗っていってしまった。
 あ、他に公園にいた人のこととかも聞きたかったのに・・・
ふと我に返ると隣で珍しく心配そうな顔をした真宵ちゃんが立っていた。
「どうするの、なるほどう君。」
「とりあえず、他にできることもないし、さっきは現場あたりしか見なかったから今度は公園の中を詮索しながら歩こうか」
「うん」
こういうとき行動的な人はわかりやすい。さっきまでの心配そうな顔はどこかに行って、今でははつらつとした顔になっている。
さて、公園には警察が見落としているものは何かあるのか、少し自分でも不安になってきた。

〈11:00〉公園内部

公園内は本当に静かだ、まぁあんな事件があったなら仕方ないだろう。
「なるほどう君、あれが防犯カメラだね」
真宵ちゃんが公園の入り口をはいってすぐの左上のほうを指差しながらいった
防犯カメラは高さ3メートルぐらいのところに設置してある、この位置ならこの公園に出入りする人は間違いなく映るだろう。でも犯人はそれを知らなかったんだろうか、それとも知っていてわざとこの公園を選んだのだろうか・・・
「ほらなるほどう君行くよ」
そういって真宵ちゃんは公園の奥のベンチを指差した

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逆転裁判 ~2人の御剣~(3)

2005年04月21日 22時26分19秒 | 自作小説
〈10:00〉
公園の中には思ったより警察がいた。最初はどこか不審者のように見られていたがイトノコ刑事が他の警察の人に何か言ってくれたおかげでそれからは変な目でみられることもなく簡単に現場に行くことができた。ここの公園は最近不審人物が出るということから1ヶ月前から警察が全国でもまれなんだけど試験的に入り口に防犯カメラをつけたのに、犯罪が起こるなんて。
この公園は一応“公園″とは言うけれど広さは体育館ぐらいあるのにブランコとベンチが二つあるだけという簡素な公園だ。公園の入り口から一番奥のほうには入り口と相対するようにブランコが見える。公園の真ん中には高さ2メートルほどの時計がある。普通の公園にあるようなアナログの丸い時計だ。その時計の周りには公園を半分に区切るかのように花壇というのだろうか長方形の形に高さ1メートルほどの茂みが時計を囲んでいる。その時計が夜でも見えるように時計の表示のすぐ横にこぶし大の裸電球が両サイドに一個づつついており、ただ公園内を照らす明かりはそれだけなので夜中はだいぶ暗くなる。夜の公園ではっきりと見える範囲はこの時計半径2メートルぐらいだろうか、そしてこの範囲のすぐ外側が事件現場だった。公園の入り口の方からは見えなかったが時計から奥に少し離れたところにあの刑事ドラマでも見えるような白い紐が人型に地面に形作られていた。そのすぐ横でイトノコ刑事がこっちをみている。
「なるほどさん、ここにはなんも変わったとこはないっすよ」
確かに。ただ人型の紐があるだけだ。その人型の頭の所に血だろうか赤いしみができている。
「イトノコサン、何にもないのはわかってますけど事件の状況や情報を教えてください。」
「うーんなるほどさんはただの弁護士だし、ここに入ったことも本当は・・・・」
また考え込んでいる。と、急にはじける竹のように話始めた。イトノコ刑事の固まった顔の目線を追ってみると僕の後ろで真宵ちゃんが鬼のような形相で立っていた。
「被害者は女性ッす。年齢は23歳。職業は看護婦っす。昨晩11時すぎ何者かにここで頭を鈍器のようなもので頭を殴られて死亡したみたいっす。」
これだけのことを言うことに体力を使ったのか肩で息をしている。
「何者かに?御剣じゃないんですか。」
「そこなんっすけど、まだ御剣さんがやったとは完璧には警察もいえないんす。でもあれだけ証拠があれば自白するのも時間の問題じゃないっすかね。」
“ボグッツ〟
鈍い音が響く。イトノコ刑事の頭にデカイ石がとんできた。真宵ちゃんだ。
「言っていいことと悪いことの区別がつかないなら次は漬物石を・・・」
と言うとどこかに石を探しに行った。でもその言葉は正しいと思う。イトノコ刑事も少し軽率だった発言だと自分でも感じたらしく下を向きいじけたような困ったような顔で言った。
「すいませんッす。ちょっと警察官らしくしてみたかったっす。自分の中では御剣検事は無罪だって信じてるッすよ。だから自分にできることは何でもいってくれっす。」
いい終わるころには胸を張って目をらんらんと輝かせている。
「じゃあまずはなんで御剣が犯人ということになったんですか。」
「それはっすね、なるほどーさんも知っていると思うんっすけど、この公園の入り口には近頃不審者が出るってことで防犯カメラが設置してあったっす。その防犯カメラに御剣検事が映っていたっす。」
「カメラに?でもカメラは入り口にあるんですよね、犯行現場までは映らないだろうし、それならカメラだけでは御剣がやったって証拠にはならないんじゃないんですか。そしてうつっていたのは御剣だけなんですか」
するとイトノコ刑事は曇った表情になり、
「それがっすね、別に映っていた人は御剣検事だけじゃなかったっす。事件がおきた時間帯公園に出入りした人は6,7人は確かいたっす。その中で御剣検事が犯人とされたのはっすね、もう一つ決定的なものがあったっす。それがこれなんすけど」 
そう言ってイトノコ刑事は上着のポケットから中にメモ用紙ぐらいの紙が入った小さなビニール袋を取り出した。
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逆転裁判 ~2人の御剣~(2)

2005年04月20日 14時58分48秒 | 自作小説
9:30
〈公園〉
公園はいつもの公園ではなかった。入り口前にはパトカーが3台停まっており、入り口には黄色いテープが張り巡らされ一般の人は近づけないようになっている。重々しい雰囲気はあるものの10人くらいの野次馬とテレビ局のでかい車も何台かきており変なにぎやかさがあった。
公園の奥では警察が何かやっている。僕は別に眼がいいわけでもない。この公園が狭いだけなのだ。広さは大体体育館の半分ぐらいだろうか、短い辺のほうに入り口があるような形だ。公園の真ん中あたりには花壇みたいなものがあり2,3本、背の高い木があるもののそこまで視界を遮ってはいない。公園の植え込みをガサガサやっている警察もおり何か探しているのだろうか。ただこの公園は内側をぐるっと植え込みで囲まれているのでそうとう根気のいる作業に違いない。
「なるほどさん」
その時突然後ろから聞き覚えのあるごつい声で呼ばれた。振り返るとさっきテレビで見たあの刑事が立っていた。そうイトノコ刑事だ。イトノコ刑事は毎回裁判のときお世話になっている、いやお世話している人だ。イトノコ刑事は入り口の前で見張りをしている警官に聞こえないように小さな声で話し始めた。
「なるほどさん今回こそはほんとやばいっす。」
「さっきテレビで見てきただけでぜんぜん事件のことはわからないんですけど、知ってることはただ御剣が関わっていることぐらいしかそして容疑を被ったことぐらいかな」
するとイトノコ刑事は少し顔をしかめながら言った。
「そのことなんですけど、どうも御剣さんが女性をその・・殺したみたいなんすよ。女性との関係は捜査中なんすけど事件の物的証拠、複数の目撃者もいるみたいだしほぼ決定的みたいっす」
「御剣がそんなことしますかね、どうせやるならそんなへましないでしょ」
僕は冗談のような本音を言っていた。するとイトノコ刑事は頭を掻きながら俯きかげんに
「そうっすよね、自分もそうおもうっす。でも事件の状況と目撃者の話では他に考えられないんすよね。」視線を斜め上に向けてぶつぶつ言っている。
「その事件のことなんですけどどんな事件だったんですか」
すると今度は落ち込んだ顔になり、
「うーん、まだよくわからないんっすよね。ただ今の所わかっていることは女性が一人殺され御剣さんが犯人だという証拠が見つかっていることっすかね。とりあえず今日は現場検証と御剣さんの事情聴取とかでなるほどさんの出番はないっすね。」
「明日じゃなくて今日じゃないと手がかりが消えてしまうかも知れないじゃないですか。今日現場見ときたいんですよ。」
「うーんどうっすかねー、まぁどうせ弁護するんだろうし、だめなようないいような。」
かなり悩んでいるようで下を向いたり上を向いたり忙しく頭がぐるぐる回っている。といつから話を聞いていたのか真宵さんが後ろから話に入ってきた。
「いいじゃん、いつものよしみでさ、善は急げって言うじゃない。イトノコ刑事さっさいくよ」
この人は日本語をちゃんとわかって使っているのだろうか。イトノコ刑事の優柔不断な態度に半ば強制的に真宵ちゃんが話をまとめイトノコ刑事を公園の中に引きずっていった。

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逆転裁判 ~2人の御剣~

2005年04月20日 12時09分29秒 | 自作小説
もちろん
自分が1番好きなゲームです^^

で、今回暇だったんで話を一つ作りました
よかったら読んでください^^

「なんでだ」男は真夜中の静寂を切り裂いて走るパトカーの中で短くつぶやいた。
200x年9月14日
9;10
「ナールホード君、起きて起きて」
そう言われながら僕はソファから床に引きずり下ろされていた。彼女は真宵さんといって
僕の先輩の妹だ。肩書きとしては、助手とは言っているのだがただ野次馬魂のほうが強いのかもしれない。好奇心で生きている人のようなもので、いつもの調子ながら今日はやけに急いでいるようだった。
「どうしたの、またいつものように霊媒でもしっぱいしたの?」
立ち上がりながら言った瞬間〝バシッ〟、顔面に平手を食らってしまった。
「何言ってんの、早くテレビ見て」
背中をおされテレビの前まで連れて行かれるといつもながらの朝のニュース番組があっていた。でも唯一いつもと違っていることは、テレビに映っている映像が見たことがある風景だったということだ。有名なアナウンサーが黄色いテープがはりめぐらされた公園の入り口の前で何か言っていて、公園の中には多数の警察官が作業をしている。
「何かあったの」
僕がそういい終わらないうちに鈍い痛みが後頭部を襲った。
「黙ってみていて」
右手に握られた花瓶を見る限りもうしゃべらないほうがよさそうだ。今まで映像に集中していた神経がほぐれ徐々にアナウンサーの話が耳に入ってきた。
“・・・されたみたいです。容疑者の名前は御剣・・、24歳、職業は検事。現在は○○県警で事情聴取を受けている・・・・”
「御剣?」
今日初めて痛みとは違う衝撃が頭を突き抜けた。同姓同名ならまだしも年も24歳で検事なんてあいつ以外にいるわけがない。
御剣とは小学校からの腐れ縁なのだが僕が弁護士になったのも元はといえば御剣のおかげだし、御剣とだからいろいろな事件を検事と弁護士という立場で真相を解き明かせたのもまた事実だ。頭がゴチャゴチャなっている時テレビに映る警察官の中に見慣れた顔があった。あの頼りなさげだが熱しやすく冷めにくいあの人だ。
「公園に行ってみよう」僕は事件の内容もよく知らないまま、幸い昨日夜遅くまで事務所で仕事がありそのまま寝ていたのでスーツを羽織るだけでよかった。でも髪型だけはちゃんと整え事務所を飛び出した。

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