蝶ヶ岳から常念岳へと続く縦走路
槍穂高を梓川を隔てた向こうに望む天空漫歩道
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夏休み、
帰省のついで、というか、こっちがメインか、
離れて思い出す北アルプスへの憧憬がそうさせるのだろう、
槍穂高が生で見たくなった。
そんなわけで、
思いがけず晴れた初日、調子に乗って蝶ヶ岳を目指すが、
ザックの重いこと重いこと。
結局、テント泊したものの夜半からの暴風雨であえなく撤退、
翌朝にはホウホウの体で下山の人となりました。
いつかはまた来たい、せめて足腰の立つ間に!!
三股の駐車場はピーカン、
「え、予報外れた?!」
うれしい誤算、どっひゃー!
登高欲を駆り立てます。
ほどなく登山口に到着、
北アの山岳警備隊のおじさんに登山届けを提出。
ここが蝶ヶ岳と常念岳への登山道を分ける「三股」
意気揚々と蝶ヶ岳方面へ!
力水の水場、
すでに4リットル担いでいるが、
暑いもんだから、
ここでたらふく胃袋に補給。
「まめうち平」という開けた場所。
この時点で既にバテ気味でした。
久しぶりのテント装備で背筋が悲鳴を上げています。
だましだまし、歩いては休み歩いては休み、次から次へと
後続の登山者をかわしていきます。
ふへ~。。。。
そんなこんなで、
喘ぎ喘ぎ登ること7時間近く、
コースタイムは5時間半ですから相当な遅れ、
やっとこさ頂上直下あたりの潅木帯まで出ました。
到着!
何はともあれテントの受付を済ませて、
500円のポカリの500mlを一気飲みしてから、
穂高槍の望める梓川を見下ろす稜線に腰を下ろす。
遥か眼下に梓川が蛇行しているのを見るに付け、
この2600mを超える高度を実感。
蝶ヶ岳ヒュッテ
槍ヶ岳、目の前!
テント場
行きたかった常念岳へと続く稜線。
この時点ではいい天気でした。
行きてぇ~!!
蝶ヶ岳山頂から常念
夕日にシルエットが浮かぶ槍穂高連峰
その晩は星の降るような空だったが、
夜半から吹き始めた突風が雨を絡ませ、
天候の回復の見込みはなさそうだ。
日の出とともに下山を決心し、
雨の中、三股目指して下山。
途中で有名なゴジラ石に出くわしマジビビる。
薄暗い樹林帯の単独行には心臓に悪いよ~
それにしても常念岳への縦走は叶わなかったが、
無事帰れてよかった。
また来るぞ、という思いを胸に安曇野を後にした。
チャン、チャン
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ご覧いただき有難うございます。
昨年から大分を始めとした九州の山も登りましたが、
北アルプスが懐かしくなり、
限られたスケジュールの中でのアプローチでしたが
天気ばかりは致し方なく次回に期待と行きたいところです。
それまでは、九州の山でしっかり鍛えておきたいと
思います。
ゴジラ石、
そうなんです、木の割れ目に石が牙のように組み込まれていて、結構リアルなんですよ。
登りでは気付かず通り過ぎましたが、
意気消沈の帰りではバッタリ出食わしてゾッとしました!
高野さんのお話ももしよろしければ今度聞かせてください。有難うございました!
今回の敗退記録はお恥ずかしい限りです。
西穂~焼岳とはまたいいルートをチョイスされましたね。西穂に行ったときに焼岳から来ましたと言うご年配の一団がいらして楽しそうだったのを思い出します。
私も今回登りのコースタイム5時間半を7時間で登ってますからお気になさる必要もないですよ。
経験値として1.2掛けと考えて予定時間に間に合うプランさえ立てられれば恐れるに足りません。
といっても体力・筋力をつけなければという思いは強くしましたが。
お互い頑張りましょう(偉そうにスミマセン。。。)!
でもどちらも大事、楽しい、素晴らしい!
開聞岳にも登られましたか?
化石採集と一石二鳥でしたね。
私自身は九州に住んで1年、
まだまだ知らない場所や世界が多過ぎて
後暫くはネタも尽きず九州を楽しもうと思います。
その間、いくつの美しい風景と出会い、
いい山旅ができるのか、期待も尽きません。