初七日が過ぎた。

忌明けまで毎晩、念仏を唱える。義母のときも３５日、頑張って念仏を唱えた。娘一家と朝から晩まで動き回る毎日、正直、頭の中に念仏の文字は無く初七日から唱え始めた。

昨日は念仏の時間に会社の同僚が線香をあげに来たのでパス、今夜は自分一人の念仏になった。義母の時の念仏を録音したテープを流し、それに合わせて唱えていく。鐘を叩くのも始めて、主人がじっと見つめていた。午後６時のチャイムが合図、明日も忘れなければ。



ゆっくり寝ていたいのに息子が早くはない時間だが起きてくるので寝ていられない。しなければいけないことは山ほどあるが体はひとつ無理をしては身もふたもない。

葬儀の準備の時、不要なものを庭に積み重ねた。くたびれていた食器棚も捨てた。主人の部屋も空っぽになる。大きなテレビは台所に付けて台所のテレビは義妹宅に引っ越しが決まった。新しい食器棚とテレビ台が来た。役場に諸々の書類を出して用事を済ませるともう夕方、一日では回り切れず、明日に用事が繰り越した。


忌明けはお盆が過ぎてから、お盆中も念仏を唱えるのか判らない。お寺に聞かねば。