夕食後、突然、娘がやってきた。今夜の夕食は蟹と酢だこ。
何時もはちょこっと寄ってさっさと帰るが
「蟹、食べていったら」
の一声に椅子に座るなり、黙々と食べ始めた。
「おかあさん、この蟹、塩を入れて茹でたの」
「何も入れてないわよ。」
「それでもこれだけ、しょっぱいのね。」
と笑顔で手を休めない。黙々と次から次へと食べていき、主人が残した蟹は全部、娘のお腹に収まった。
「あ~、もうこんな時間、息子を迎えに行かなくっちゃ」
ストレスからの蕁麻疹は良くなったのか、話をする間もなく孫を迎えに帰っていった。美味しい美味しいと言って蟹を食べる娘の姿に主人は目を細めるだけ。
「お父さんの残した蟹、全部、食べちゃったわ。」
愛娘が美味しそうに食べる姿を見て笑顔にならない親が何処に居る 嫁ぎ先で蟹を食べれない訳ではなかろうが実家で食べる蟹もたまにはいいでしょう
娘が帰ったあと主人と顔を見合わせて笑った、
「お父さん、今夜、蟹にして良かったね」
何時もはちょこっと寄ってさっさと帰るが
「蟹、食べていったら」
の一声に椅子に座るなり、黙々と食べ始めた。
「おかあさん、この蟹、塩を入れて茹でたの」
「何も入れてないわよ。」
「それでもこれだけ、しょっぱいのね。」
と笑顔で手を休めない。黙々と次から次へと食べていき、主人が残した蟹は全部、娘のお腹に収まった。
「あ~、もうこんな時間、息子を迎えに行かなくっちゃ」
ストレスからの蕁麻疹は良くなったのか、話をする間もなく孫を迎えに帰っていった。美味しい美味しいと言って蟹を食べる娘の姿に主人は目を細めるだけ。
「お父さんの残した蟹、全部、食べちゃったわ。」
愛娘が美味しそうに食べる姿を見て笑顔にならない親が何処に居る 嫁ぎ先で蟹を食べれない訳ではなかろうが実家で食べる蟹もたまにはいいでしょう
娘が帰ったあと主人と顔を見合わせて笑った、
「お父さん、今夜、蟹にして良かったね」