山野颯想

山野走、山野歩、山野逍遥など、山野にかかわる事柄を中心に記載しています。

比良山系縦走・坊村~武奈ヶ岳~朽木栃生(寂寞たる晩秋の山々)

2017年12月03日 | 山野歩
武奈ヶ岳
2017年11月26日(日)
『比良山系縦走』
<坊村~武奈ヶ岳~朽木栃生>
[コースタイム]
◆[坊村]8:48→10:26[夏冬道分岐]→11:16[御殿山]11:27→11:34[ワサビ峠]→(西南稜)→12:18[武奈ヶ岳]
12:42→(北稜)→13:12[細川越]→13:45[釣瓶岳]→14:27[イクワタ峠]→14:56[笹峠道出合]→16:18[朽木栃生]
<寂寞たる晩秋の山々>
御殿山で上着を一枚羽織るまで、御殿山コースの急な道を登り始めて直ぐにダウンと上着を脱ぎ長袖下着1枚で歩く。
西南稜へ入り暫くすると雪が現れた。それは僕にとって今季初めて見る雪で、武奈ヶ岳に着く頃には靴とズボン裾が泥まみれになってしまう。
この御殿山コースの急な上り道は、思っていた以上に僕には辛い道程で、計画よりも40分も余計に時間を費やし武奈ヶ岳到着となった。
360度の展望が楽しめる武奈ヶ岳頂で、ゆったりとした時間を過ごそうと思っていたが、北からの寒風が吹きつけ長居することができない。
岩陰でお昼を済ませ、武奈ヶ岳から北稜を下るが、積雪が多く足下が悪いゆえトレッキングポールをザックより取り出す。
その後も暫くの間、処々でしっかりとした積雪があったが、それは降って間が無いという様子であった。
細川越で初めて脚が攣りシャクヤクカンゾウトウを服用する。
釣瓶岳への上りでまた攣り始めもう一服シャクヤクカンゾウトウを服用するとそれ以降は攣ることはなかった。
脚が攣る原因としてペースオーバーを考えた。
朽木栃生(出町柳行き)の17時11分というバス時刻までに下山しなければならないという思いから、
知らず知らずのうちに速足になっていたのは間違いがなく、それ以降は意識してペースダウンを心掛けた。
花や昆虫は勿論のこと、鳥の声も聴こえない。
樹林帯に入ると風の囁きもなく、武奈ヶ岳以降は人に合うこともなく、晩秋の景観をゆったりと楽しむ。
イクワタ峠を過ぎた辺りからだったろうか、夕刻迫る蛇谷ヶ峰を望むとき、
寂寞たる晩秋の山々に、針葉樹林と広葉樹林、そして紅葉が織りなす美しい山容があった。

打見山と蓬莱山

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