年金受給者の日々へ 悪戦苦闘の記録から

自分のXデーに向かってまっすぐに走る日々
   年金受給前の悪戦苦闘の日々より

GW真っただ中

2016-05-02 00:00:00 | Weblog
 「ダブルバインド」について考えている。つまり相反する価値観やものの見方の中に居ての自分たちの立ち位置に基づく“ゆらぎ”にも似た迷いからくるもの・・・

 例えば、常日頃。。あわてなくてもいいよ、ゆっくりやればいいよ・・・などと相手に云いながらも・・(時間が来れば)まだやってないのかよ・・早くやれよ・・などと云ったりされると、言われた人はどっちが言いたいことの本当か・・と尋ねたいだろうしなぁ。また近頃流行っているような子育てにおいては、ベンキョウよりも大切なものがあるだろう・・などと子供に対して得意げに囁くように言ったところで、いざテストで成績が下がる様な事あればナニヤットンジャイ  の怒り心頭の情況に接すれば、やっぱり怒りの方に比重がかかっていることで、どっちが自分の行く道なのかと迷い道に入る。自分は誰かに操られているのではないかなどと・・ゆっくりしいや・・ボチボチやればいい、褒められる時が良い自分であったものが、突然叱られた時に、エッ・やっぱり叱られるときの意見が本当の意見だったのかと信号機が突然青になり赤になる途惑いのような空気を読むことができなくなる。親の気持ちの本意を推し量ることに困難さがある時に突然エアーポケットに落ち込まないだろうか・・と。

 シャクナゲの花が終わると、次はその横にあるニオイバンマツリがほのかな香りとともに花開く、その香りは厚化粧をして夕暮れ時にお店へ急ぐ和服姿の女性とすれ違う匂いと似ている。
 先月の東北に行った際、お土産を大量に買って宅急便で自宅に送った。その中に、初めて自分のお土産を買ったのがこれ。でくの坊(=役立たず)を首からぶら下げて楽しんでおる。

 GWの中日は病院の日。午前は予約時間に間に合うようゆとりを持って奥さんと一緒に県中病院へ。耳鼻科に形成外科の二つの診療場所。来月に瞼を閉じることの出来るように再入院予定。午後は私の前立腺治療のために泌尿器科クリニックへ。そして、最後は夕方母親の入院するJ病院へ。すると、丁度札幌の次男からラインでビデオ通話の着信があった。母親の病室ベッドで「バァちゃん元気?」・あれ次男じゃないの・などとちょっとだけ画面で会話を。ラインメッセージには7月末に北の家族と埼玉の家族併せて8人が行くよ・・だと。GW後半の予定によると4男は東京からの友達が来ること、種子島に行くことなどのメッセージがあり、3男は朝霧湖マラソンに参加するなどと。

 もうすぐ夏椿(沙羅双樹)が咲く時期。平家物語は次の一節から始まる。無常の世界。家の夏椿は毎年多くの白い花をつけてくれる。そして盛りの日にポトリと多くの花が落ちる。

祇園精舎の鐘の声 諸行無常の響きあり
     沙羅双樹の花の色 盛者必衰の理をあらわす
奢れる者も久しからず ただ春の夜の夢の如し
     猛き人もついには滅びぬ ひとえに風の前の塵に同じ