年金受給者の日々へ 悪戦苦闘の記録から

自分のXデーに向かってまっすぐに走る日々
   年金受給前の悪戦苦闘の日々より

子どものための少年詩集

2015-06-14 20:55:12 | Weblog


一日にいちど    山本純子

一日にいちど
あちこちの
しらない人のことを
かんがえる

みんな、あしたも
きげんがいいか

よる
天気よほうをみる
だけどだけど





バナナ      平田鏡子


私の子供は半年前に
トラックの運転手になりました
それも大きなトラック
何を運んでいるかというと
バナナです
南の国から来たバナナを
港から遠くの町まで届けます
トラックを見かけるたびに
気をつけていきなよと
心の中で
声をかけるようにしています
道にはびっくり箱がかくれていて
箱の中からたくさんの雨や雪
眠りをさそう煙などを出すので
油断ができません

私の子供といっても
もうお父さんになっています
幼いころ
「バナナが1ぽんありました」
なんて童謡を歌っていましたが
今は
「バナナがいっぱいありました」に変りました
仕事 ガンバレ
気を付けてお帰りなさい

 土曜日のいつもの移動図書館で今回お借りしたのは詩集。頭の中を空っぽにするのにちょうどいい。

涙が乾く処方箋     日向れい

泣いたらどうにかなるなんて
思ってないが 泣けてくる
ただ悲しくて苦しくて
涙があふれて 止まらない
やさしい言葉を もらっても
今は心が はねかえす
あったらいいのに 処方箋
涙が乾く処方箋

泣いてもどうにもならないと
わかっていても 泣けてくる
でも悲しみや苦しみを
涙が流してくれるなら
じたばたするのは やめにして
時間が経つのを待てばいい
これって一つの 処方箋
涙が乾く処方箋

嵐が過ぎて洗われた
心に浮かんだ処方箋
  一つひたすら泣いてみる
  二つ布団にもぐりこむ
  三つ未来を夢想する
あくびがでたら…しめたもの

 午後の礼拝終了後、Iさんを我が家にお誘い。コーヒー&ケーキ∧ちゃんぽんで四方山話。Iさんは久万高原町の里山の大きな家に一人住まい中。ご両親も兄さんも妹さんもみんな亡くなられた。広大な山の中で山人として生きている。数年前までの引きこもりが長かった、と話した。