年金受給者の日々へ 悪戦苦闘の記録から

自分のXデーに向かってまっすぐに走る日々
   年金受給前の悪戦苦闘の日々より

お花見

2010-04-03 00:00:00 | Weblog
 今朝の空は、雲ひとつない良いお天気である。朝ゴハン食べた後、どちらが声をかけるともなく、桜を見に行こうよ、と妻と二人で散歩をする。行き先は自宅近く、明神池の奥に今盛りの桜の道。先日の雨で池も満水である。その水面に桜が白く映っておる。二人で花の下を歩いていると、ついこの間生まれたような小鳥が枝から枝へ満開の花びらを縫うようにピーピーさえずりながら、小鳥達も散歩しておった。良いお天気の静かなふくよかな朝の時間あり。
 ファスティックとボクシールの薬がなくなった。予約もしていなかったけれど、いつもの病院へ行く。きっと今日は待ち時間がかかるだろうと思い、今読んでいる吉本隆明・糸井重里「悪人商機」を待合室に持ち込んで時間つぶしにする。吉本隆明の考え方は、私のどこかしら血肉になっていると思う。1行1行、ウンまったくそのとおり・・・などとうなずちを打ちながら読む。。本日の血糖値は良くもなく悪くもないような値であった。
 午後は「こころ塾」へ。今日は家族会がある日である。ご家族にウツを患う方のいられる12人の方たちとのお話し合いをする。今年に入って相談者が増えておられるのは、マスコミに塾の名前が出る機会が増したことと塾長の講演会などで知名度が上がってきたので、初めての来訪者が多くなっているためである。
 社会が明るく豊かになってくる(問題は多くあれど)と同時に、それにうまく調和できない人たちが増えていると実感している。キレイなもの、清潔なもの、優秀なものが現代社会にこそ相応しいものであるといつもTV画面から流れてくる。例えば真っ白く仕上がる洗濯洗剤・・・のごときが今の自分達に受け入れるものであり、汚すもの汚らわしいものは当然のように弾かれるシステムが出来上がっているように思われる。だからいったん壁にぶち当たったり、落っこちたりすると、この社会から受け入れてもらえないような錯覚を覚える人が増えているように感じる。