冒頭の海賊達の難破場面はなく、
引き立てられるメドーラ達からすぐに奴隷市場。
奴隷市場で各国のダンスは無く、
代わりにオダリスク。
二幕は洞窟だけどクロスロードなどの野郎ダンスは無し。
三幕は花園あり。パシャの夢なのかな。
メドーラが傷つけた腕が反乱の動かぬ証拠となり
コンラッドはビルバントを射殺。
コンラッド、メドーラ、アリ、ギュルナーラは脱出するも
船は嵐にあい、アリ(たぶんギュルナーラも)は船から投げ出され、
コンラッドとメドーラは命尽きて幕。
全体的に荒唐無稽さは薄いかなあ。
改定前のマールイみたいに、
なんかわからんけど大団円でみんな踊って幕、
の方が私は好きだなあ。
Kの熊川版もそうだけど、
理詰にしたら作品の魅力は半減すると思うんだなあ。
コチェトコワは可愛く踊りは完璧。
グネオは野性味があり、踊りのラインは美しい。
コラレスは輝いている!
「スター誕生」に立ち会っている感があった。
久しぶりの感覚。
加瀬さんは強靭さと柔らかさを合わせ持っている。
お顔は京三沙さんを思い出した。
ブッファラはハンサムで演技もいい。
カテコでいつもの「サヨナラ シーユーアゲイン」の電飾が降りて来て、
読んだダンサー達がすごく喜んでいた。
何度目かのカテコに、ロホが引っ張り出されてきた。
限りなくすっぴん?
私は二公演ともE席7000円だったので十分楽しんだけど、
2万円だと辛いかもね。
【配役】
メドーラ:マリア・コチェトコワ
コンラッド:オシエル・グネオ
ギュルナーラ :加瀬 栞
ランケデム:ブルックリン・マック
アリ:セザール・コラレス
ビルバント:フェルナンド・ブッファラ
パシャ:マイケル・コールマン
パシャの従者:グラント・レイ
村人の長:クリスタル・コスタ
オダリスク:
康 千里、コニー・ヴァウルズ、フランチェスカ・ヴェリク
薔薇:
金原里奈、アデーラ・ラミレス、
フランチェスカ・ヴェリク、康 千里
花のソリストたち
ジア・チャン、ジャネット・カカレカ、
ユナ・チェ、ティファニー・ヘドマン
指揮 : ギャヴィン・サザーランド
演奏 : 東京シティ・フィルハーモニック管弦楽団
第1幕 14:00 – 14:45
【休憩20分】
第2幕 15:05 - 15:35
【休憩20分】
第3幕 15:55 - 16:25