きんちゃんの観劇記(ネタバレだよ)

思いつくまま、適当に。

「海賊」コチェトコワ&グネオ/イングリッシュ・ナショナル・バレエ

2017年07月17日 | バレエ・ダンス


冒頭の海賊達の難破場面はなく、
引き立てられるメドーラ達からすぐに奴隷市場。
奴隷市場で各国のダンスは無く、
代わりにオダリスク。
二幕は洞窟だけどクロスロードなどの野郎ダンスは無し。
三幕は花園あり。パシャの夢なのかな。
メドーラが傷つけた腕が反乱の動かぬ証拠となり
コンラッドはビルバントを射殺。
コンラッド、メドーラ、アリ、ギュルナーラは脱出するも
船は嵐にあい、アリ(たぶんギュルナーラも)は船から投げ出され、
コンラッドとメドーラは命尽きて幕。

全体的に荒唐無稽さは薄いかなあ。
改定前のマールイみたいに、
なんかわからんけど大団円でみんな踊って幕、
の方が私は好きだなあ。
Kの熊川版もそうだけど、
理詰にしたら作品の魅力は半減すると思うんだなあ。

コチェトコワは可愛く踊りは完璧。
グネオは野性味があり、踊りのラインは美しい。

コラレスは輝いている!
「スター誕生」に立ち会っている感があった。
久しぶりの感覚。

加瀬さんは強靭さと柔らかさを合わせ持っている。
お顔は京三沙さんを思い出した。
ブッファラはハンサムで演技もいい。

カテコでいつもの「サヨナラ シーユーアゲイン」の電飾が降りて来て、
読んだダンサー達がすごく喜んでいた。

何度目かのカテコに、ロホが引っ張り出されてきた。
限りなくすっぴん?

私は二公演ともE席7000円だったので十分楽しんだけど、
2万円だと辛いかもね。


【配役】
メドーラ:マリア・コチェトコワ
コンラッド:オシエル・グネオ
ギュルナーラ :加瀬 栞
ランケデム:ブルックリン・マック
アリ:セザール・コラレス
ビルバント:フェルナンド・ブッファラ
パシャ:マイケル・コールマン

パシャの従者:グラント・レイ
村人の長:クリスタル・コスタ

オダリスク:
 康 千里、コニー・ヴァウルズ、フランチェスカ・ヴェリク

薔薇:
 金原里奈、アデーラ・ラミレス、
 フランチェスカ・ヴェリク、康 千里

花のソリストたち
 ジア・チャン、ジャネット・カカレカ、
 ユナ・チェ、ティファニー・ヘドマン


指揮 : ギャヴィン・サザーランド
演奏 : 東京シティ・フィルハーモニック管弦楽団

第1幕 14:00 – 14:45
【休憩20分】
第2幕 15:05 - 15:35
【休憩20分】
第3幕 15:55 - 16:25
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