きんちゃんの観劇記(ネタバレだよ)

思いつくまま、適当に。

「たとえ世界が終わっても」

2007年09月29日 | 映画
死病を宣告された女が、
自殺サイトで知り合った男から
奇妙な話を持ちかけられる。
肺癌患者の男と(戸籍上の)結婚をし、
彼女が自殺した時に支払われる生命保険金で
彼を助けて欲しい。
そうすれば、楽に死ねる薬を渡す、と。
女は、悩んだ末、引き受ける。


派手な映画ではないし、
台詞も少ないけれど。

人は生きなければいけない。
生き続けなければいけない。
でも、不幸にして人生が終わっても
それがすべての終わりではなく、
その人の想いは、
誰かの心の中で生き続ける。

そんなことを静かに伝えてくれる映画でした。

肺癌患者の男の母親に
女が顔を撫でられた時、
母親の手のぬくもりが
こちらにも伝わってくるようだった。

舞台挨拶でプロデューサーも言ってたけど
映像がとても綺麗だった。

女は芦名星ちゃん。姫。
美しい。そしてスタイルがいい。
脚が長くて細いよーー。
笑顔がとてもステキだった。
肺癌患者はヤスケン。
普通の人だった。
対決列島のびっくり人間と同じとは思えないよねえ。
館内の客層が全然読めなかったんだけど
もしかして「響鬼ファンのどうばか」?

上映前に、
監督さん、プロデューサー、稲葉さん、夏生さんの
舞台挨拶がありました。
みんな若いわーー。
夏生さんは撮影中日焼け止めを塗っていたけど
唯一塗り忘れたつむじが焼けてしまったとか。
スワヒリ語の長台詞がカットになったらしい。


余談。
結婚の挨拶を、ということで
勘当された家に行くことに
男の背中を押した女。
で、夕食時に酔っぱらった男の父親が
息子に相撲をとろう!と持ちかけて
上着を脱いで上半身裸になって、
息子の服も脱がせようとするんですわ。
でも(おそらく)胸に手術跡があるんで
男は服を脱ぎたがらないんです。
そこで女が、「はっけよーい」と
無理矢理に相撲をはじめさせてしまう。
ここは、二人の、「言葉が無くても伝わる」を
表したのだと思うのですが。
女の名前がマナミでして。
あれがマミちゃんなら、「はっけよーい」と
自分が(男の代わりに)
相撲をとりはじめたに違いない!とか
そいでもって父親(平泉成)を
負かしちゃうんだよーーー、とか
けんちゃんと馬鹿話を展開しちゃいましたわ。
ごめんなさい。
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