きんちゃんの観劇記(ネタバレだよ)

思いつくまま、適当に。

「ディミトリ~曙光に散る、紫の花~/JAGUAR BEAT-ジャガービート-(3回目)」宝塚星組

2023年01月21日 | 宝塚(星組)


ご縁がありまして、本日も星組です。
芝居は言葉足らずなところがあるにしても、
敵味方に別れても、愛する人が生きていればいい、
お互い強くそう願っているのがわかって、涙。

ルスダンの少女から女王への成長も、
ディミトリの変わらぬ愛も、
とても説得力がある。

ディミトリは名前は戻さず、
キリスト教徒の王配として死ぬ。
それを許すイスラムの王の懐の深さを深く感じる。

美しい若者が好き、は、
美術品を愛でるようなものかしら。
ディミトリへの気持ちはセクシャルなものではなく、
異教徒の国の人質という立場が、
異教徒により国を失った自分と通じるのかと。

そういう意味では、アヴァクから先王への矢印の方がぶっとい。
原作を読んでないからなんともだけど、
芝居的には最後に女王に従うのはまとまりがいいんだろうけど、
ここまで太いなら先王の息子派でもいいような。

史実だからにしても、
兄上が妹に王座を譲ったのが解せぬ部分も。

推定だけど、兄上の子が幼かったから、とか、
タマラ女王が統治者として優れていたから
国民が重ねられるようにとか、
もう一押し理由が欲しいかなあ。
アジアの騎馬民族との戦で王を失ったのに、
次の女王に反発する家臣の気持ちがわからんのよね。
宰相親子を含め。

史実では(ざっくり)

のちにハンの領土に併合→ただし兄上の子とルスダンの息子が東西を2分して自治を認められる→兄上系に統一→オスマントルコ領→帝政ロシア領→ソ連領→ロシア連邦→独立

な、流れだったような。

家臣の気持ち、ほんとにわからん。
まあ、尺はないか。

芝居のくらっち、
胸の谷間を描いています。



ジャガビーは楽しい。
理屈ぬきに楽しい!

サイトー君的にはBMBのブラッシュアップ版らしい?

せおっちのリカちゃん衣装、
上着の下は全体的に臙脂というか赤紫というか。
ついついガン見しちゃうわ。

カンタンテでなこちゃんは腰を覆う布付きのダルマで、
「先輩、なこのダルマならこうですよ!」と、
サイトーが考えたのでは、と思うほど、
なこちゃんによく似合い、
脚のラインもばっちりわかる可愛いダルマ姿に、
解釈一緒!と頷きます。

黒燕尾服のところの、
オレキザキと朝水氏のハイタッチを
ようやく確認しました。

サイトー的にゴチャゴチャしているけど、
総踊りではなく、とにかく役が多いので、
どこを見ればいいやら。
ひーろーが真ん中に来るのは
ぴーちゃんの銀橋のところだっけか。
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