きんちゃんの観劇記(ネタバレだよ)

思いつくまま、適当に。

「パリの炎」 ボンダレワ&マッケイ/ミハイロフスキー劇場バレエ

2019年11月21日 | バレエ・ダンス


1幕のボンダレワ&マッケイの出番はわずか。
薪拾いの家族に貴族がご無体、青年が助ける。
そのあとの宮廷場面の方が長く、
ペレン&レベデフとヤパーロワがたくさん踊ります。

シヴァコフは将軍。
ベルばらならブイエ将軍。
平民の反乱討伐の命を王に願い許可される。
命令書を隠そうとする俳優を殺す。
命令書を奪って女優が逃げる。

30分で実質パ・ド・ドゥひとつ。
ラトマンスキー、よくぞあそこまで話を作ったな。
ワイノーネン版は「フランスの宮廷、綺麗ねえ~」が主眼かな。
華やかです。
ペレンの体幹が強靱、しかし上体は実に優美。
レベデフも優雅。
ヤパーロワは軽快な踊り。


2幕。
平民が広場でお祭り騒ぎ。
フランス各地の踊り紹介的なかんじ。
ボンダレワがクルクル回り、マッケイが飛ぶ。
それぞれソロで。
そして!
ツァルが!!
団体を率いて真ん中で踊る!!
その姿は踊る男S!!!
ありがとよー!

みんなが楽しく過ごしていると、
平民討伐の命令書を持った女優が乱入。
王と貴族は我々を殺そうとしている、と訴える女優。
扇動された民衆は貴族の城へ攻め入る。
シヴァコフとマッケイが剣で戦う!
師弟対決はマッケイの勝利!
勝鬨をあげ三色旗を振る女が、銃弾に倒れる。

フランス、、、ばん、ざ、、、い。

それを見たジュリアンは言う、
「諸君、彼女の死を無駄にしてはならない」、
かくして、民衆の心は一つになるのでした。
で、2幕終了。
(なんか混じっててすみません。)

民衆が乱入した城は貴族の館?
貴族の女性達は1幕と同じ衣装だし
シヴァコフ将軍もいたからヴェルサイユ宮殿なの?
詳しく考えちゃダメなやつ??
(テュイルリー宮殿襲撃事件らしい)


3幕。
戦いは幕間に終わったようで、勝利に沸く民衆。
ペレン&シェミウノフの超超超リフトで会場も沸く。
自由、平等、博愛の、トリコロールの踊りの後に
お馴染みの曲、踊り。
ボンダレワがとにかく回る。たくさん回る。
マッケイは期待の若手ぐらい。
決めのポーズの腕が甘い。
手も1回ついた。
ジャンプはキレがある。

カテコで人舞台上にたくさん出演者がいて驚いた。
私は5階L列の一番安い席(それでも9000円だ)だから
それなりに納得だけど、
1階で2万円の価値はあるのかな?
わからんわ。


久し振りのマールイで
出演者もかなり変わったけど、
顔立ちを含め、濃い雰囲気は変わらず。
できればオマールも見たかったな・・・。


こちらが巨匠版で、
ラトマンスキー版は同じネタで
ハリーでリメイクみたいなかんじだね!

ラトマンスキー版に比べると話がない、
と思うけど、
お馴染みのアレの曲と振付の他愛なさは、
どうみてもこちら用だよね。
ラトマンスキーが盛りすぎ、が正しいんだろうな。
どこから話を持ってきたんだろう。謎。
(なんとなくだけど、「ローレンシア」を取り入れている?)
こちらに比べると話の筋がロジカルに通ってたけど、
たぶんこちらの方がオリジナルに近いんだよね。
他愛もない異国情緒が。


カテコもペレン&シェミウノフの超リフトがありました。
全般的にペレンが一番踊っていたかも。

マッケイが気の毒なのは、
日本において最近彼と同じ役を踊ったのが
イワン・ワシーリエフなことだ。
今はマールイのゲストでも、
もともとはボリショイのスターだからな。
格が違うからなあ。

ラトマンスキー版とは登場人物の人数から違う。
  2017年ボリショイ来日公演「パリの炎」の感想

指揮者は同じ。
マエストロ代でチケ代が高いなら納得。


【配役等】
ガスパール(農夫):ロマン・ペチュコフ
ジャンヌ(農夫ガスパールの娘):オクサーナ・ボンダレワ
ジャック(農夫ガスパールの息子):アレクサンドラ・パトゥーリナ
フィリップ(マルセイユの青年):ジュリアン・マッケイ
ディアナ・ミレイユ(女優):イリーナ・ペレン
アントワーヌ・ミストラル(俳優):ヴィクトル・レベデフ
ボールガール侯爵:ミハイル・シヴァコフ
ルイ十六世(フランス国王):アレクセイ・マラーホフ
マリー・アントワネット(王妃):アーラ・マトヴェーエワ
キューピッド:サビーナ・ヤパーロワ
テレーザ(バスク人):マリアム・ユグレヘリーゼ
バスクの踊り:
 ウラジミーツ・ツァル、デニス・アリエフ、セルゲイ・ストレルコフ、
 オリガ・セミョーノワ
オーヴェルニュの踊り:
 アンナ・ノボショーロワ、アンナ・スコヴァ、
 ナイリア・ラティボワ、タチアナ・ミリツェワ、
 ニコライ・アルジェエフ、アントン・アパスキン、
 マクシム・ポドショーノフ、パヴェル・ヴィノグラードフ
アレゴリック・ダンス
 自由:イリーナ・ペレン、マラト・シェミウノフ
 平等:スヴェトラーナ・ヴェドネンコ、アンドレア・ラザコヴァ、ユリア・ルキヤネンコ
 博愛:ニキータ・ナザロフ、アンドレイ・ヤフニューク


作曲:ボリス・アサフィエフ
振付:ワシリー・ワイノーネン
改訂振付:ミハイル・メッセレル
指揮:パーヴェル・ソローキン
管弦楽:シタター オーケストラ トーキョー
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