きんちゃんの観劇記(ネタバレだよ)

思いつくまま、適当に。

「1789 バスティーユの恋人たち」

2016年05月10日 | 宝塚・劇団四季以外の舞台(落語含む)


本日は加藤&夢咲。
小池&神田の方が歌声は安定しているけど、
今日の方が芝居(感情)を歌に乗せるのが上手いので
話の流れがクリアで、いきなりのラブ展開も違和感が無い。
特に加藤くんは前奏や間奏の間も芝居が途切れず、無言でも役のまま。
歌い出し待ちの時間が発生しないのが素晴らしい!
これが本職なんだなあ。
目線の使い方も上手く、客席ではなく、
広い世界を見渡しているのがわかった。
イケコ芝居に慣れているねねちゃんは見ているこちらも安心。
ロナンに襲われたときの芝居はちょっぴりアド・アニー。
私は今日の方が好みだけど、もう一組も良い。
できればシャッフルも見たかった。

ミラボーとオランプ父は同じ役者さんなのかな。
球技場のミラボーはダンスにキレがあり、
上着の裾のあしらいが実に上手く、とても綺麗に翻っていた。
しかもネッケルへの挨拶が実にエレガント!
前回は気づかなかったよ!

サカケンは今日も絶好調。
間がいいんだよな~。
るろ剣もこっちも客席降りの捜索のアドリブの客いじりがあるんだよね。
「石室がいくつかあるわ」「巨石文化の面目躍如だ!」のアレね。
今回はeプラス貸切公演のため
 ・骸骨がある
 ・生前は美しかった
 ・それは頬骨でわかる
 ・ミュージカルを見るときチケットはeプラスで買った
って、かんじでした。

ポリニャックが少し変わったかな。
前は王妃を利用しているだけなので、別れもあっさりだったけど、
今日は微かに込み上げてきた情を振り切ったかんじ。
私はこの方が好きだな。

ハナちゃんのアントワネットは、
なんかもう、凄すぎて、でもその状態が普通過ぎて、
なんと言えばいいのかわからんわー。
テルのアントワネットも見たかったなー。

テルといえば稽古場でフェルゼンをやれと
イケコに無茶ぶりされたとか。
だから(それをお手本にしたであろう)広瀬くんの
跪きとか綺麗なんだな。
重たい衣装を捌くとか、
日本ではなかなか若い人が取得する機会はないだろうから、
(イギリスの演劇学校ならシェイクスピア必須だろうから
 コスプレ芝居も授業であるだろうけど
 日本では、なかなか機会が無いよね、たぶん)
元男役は外に出たらどんどん伝授して欲しいよね。
型は大事だよ。


終演後の挨拶で、加藤くんが花總さんと組むのは今日が最後です、と言ったら
ハナちゃんが、絡みはないんですけどねー、って言ってました。

エリザやロミジュリは
「できる範囲でなるべく」宝塚じゃなくしようとしていたイケコだけど、
今回は、役者が動き辛くても見栄えのする衣装とか
歌っている人達の感情を表す幽霊のような白服コロスとか、
いつもの手段。
その方がかえって宝塚と違う部分が綺麗に上手くまとまっていたように思う。

時々まさお節が頭をグルグルしてまいったわ。
なんでしょう、この、頭にこびりつき度。
かなり寺田ユダに近い気がするよ、、、


ロナンが「仕事が無くて」みたいな台詞を言ったてきに、
「美容師!」とウッカリ思っちゃいました。
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