きんちゃんの観劇記(ネタバレだよ)

思いつくまま、適当に。

「チェ・ゲバラ(1回目)」宝塚月組

2019年07月30日 | 宝塚(月組)


主人公は魅力的で、それを表す台詞はあるけど、
「芝居」として描くことはなく、
史実のエピソードを繋げて終わる
いつもの原田作品でした。
物語の山場はなく、話が淡々と粛々と進む。
1幕はサンタクララ陥落まで。

相変わらず美術やステージングは良いんだけど。
理事に寄りかかりすぎだ。

「リンカーン」は歌が良かったし、
リンカーンと対立する人がいたから
彼の理想や苦悩がはっきりしたけど、
今回はそれがないから話が流れるだけで、
歌もあんまり印象に残らないかなあ。
フォーザピーポーのように
誰もが知っているフレーズも無いしね。

ゲバラの足跡は追っているけど
彼の理想はなんなのか
カストロとどれほどの確執があったのか、
などは見えないまま。
「チェ」のサインも唐突だったなあ。

話はいつもの原田作品だけど
理事のチェはやっぱりよくお似合いで。
髭も、理想家なところも。
同じ人物だから当たり前かも知れないけれど
芝チェを時々思い出すビジュアルだった。
こちらでもカストロに
「理想だけじゃどうにもならん」と言われて国を出てた。
「エビータ」とかぶるというより、
この辺の関係が「エビータ」に反映されているんだろうな。

おだちんは理事と並んでも年齢差は感じないけど、
2番手的な役の重さはないかなあ。
ぱるちゃんかな?
若手士官の方が見せ場が多いような?

じゅりちゃんはさすがの経験値。
エルネストに堂々と物が言える強くて美しい女性。
歌の高音を頑張って。

ギリちゃんは、貫禄あるマフィアがメインの役。
踊り子さんを見る目がネチっこくエロい。
芝居が始まる前のバルコニー2階の爽やか青年、
キレキレダンスの政府軍、髭の市民などなど。
2幕の役は、ゲバラを撃つ軍曹。
息づかいで、ゲバラを撃てない、
それがゲバラの偉大さを表しているのがわかる。

夏風キキちゃんはくっきりした目の
町の女性などなど。

役者が少ないからバイトが多くて。
1幕で民衆を弾圧する大統領が2幕では市民で。
あんた、さっきと言ってることが違うじゃん、と思ったり。

芝居後のショーは無し。
ラテン音楽に乗って役者が出てきて
ご挨拶して、決めポーズ。
理事の隣で光月組長、挨拶を噛む。
理事の第一声は「暑中お見舞い申し上げます。」、
2回目カテコで「ビバ、タカラヅカ」でした。
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2 コメント

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期待しすぎたのか? (あび)
2019-09-03 14:51:00
轟さんファンです
リンカーンの時の興奮を求めて観劇しましたが、眠かった。。SNSでは盛り上げっているのに、わたしは変わってしまったのだろうかと思っていました。糞すぎる大統領の方が掘り下げたら面白そうじゃないかとも。ジバゴのときもですが、ゲバラも歌一つも覚えていません。
同じように感じたかたがいてほっとしました。
轟さんゲバラは確かにカッコよかったです。風間くんも。
役者は良かったと思います (きんちゃん)
2019-09-04 22:20:34
あび様
コメントありがとうございます。
いつもの原田先生で
ドラマチックな人生を送った人の
トピックの点を繋いでいるだけで、
なぜそうなったのか、の深掘りが
脚本段階で全く足りていないと私は思います。
轟さんのビジュアルを含め、
出演者の熱演で作品自体は
かなり底上げされていますが、
もうちょっと熱演以外の部分で
見せて欲しかったです。

原田先生らしいといえば、
らしいんですけどね。

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