きんちゃんの観劇記(ネタバレだよ)

思いつくまま、適当に。

「コインブラ物語」宝塚星組

2009年11月01日 | 宝塚(星組)
主演は理事です。

お話。
ポルトガルの王子ペドロは
母の侍女イネスと愛し合っている。
ある日、父王から隣国の王女コンスタンサと
結婚しろと命令される。
ペドロは愛している人がいるから
結婚はできない、と断るが、
イネスは商人の娘、身分違いであった。

一方、コンスタンサにも
身分違いの恋人がいた。

結婚式のあと、それぞれの状況を知る二人。
このまま偽装結婚を続けようとする。

とつぜん、なんでだか義賊の一団登場。
イネスの実家に押し入る。
戦利品のイネスのドレスを着た頭領の妹ミランダは
あらま、不思議、イネスに瓜二つ。
そこへ謎の男達が現れてミランダを殺害。
イネス実家の侍女達は、
イネスが無事とわかれば、再び暗殺者が来るかもと思い、
ミランダではなく、イネスを死んだことにする。
イネスは尼僧院に匿われる。

用事がなくなった義賊の一団は
あっという間に全滅。
テーマ曲まであったのに。

イネスが死んで悲しむペドロ。
そんな時、コンスタンサと恋人は
イネス父が持つ船に乗り
インドに行っちゃうと言う。
あっさり認めるペドロ。

その報告をしに言った場に、
イネスからの「無事でーす」の手紙が届き
喜ぶペドロ。
それを見て、「なにー。確かに殺したのにー!」
自爆する父王。
すべてを悟ったペドロは、父王を退位させる。

んでー。
イネスに「障害はなくなったから結婚しよう!」
って脳天気に言いに行くけど、
コンスタンサを去らせることになったし、
ミランダは死んじゃったし、
なにより身分違いだし、で
結婚はできませーん。
って言われて、幕が降りる。


って、内容でした。

なんだか、見ているうちに
「え?ええ???そ、そんな馬鹿な・・・」
って話が積み重なっていって
最後はちょっぴり放心状態。
こんなヘンテコリンな話に改悪しちゃって
ポルトガルに怒られるんじゃないかー。
妻の侍女と身分違いの恋をしていて
相手の女性を父(の手の者)が殺した
ぐらいしかあってないじゃん!
モトネタを忘れれば、
宝塚らしい悲恋モノかも・・・
と、観劇後、ちょっとしてから思いましたけど。

大航海時代にしたのは
たんに「エル・アルコン」の衣装を
使い回したいだけだったのでは・・・

理事は、豪華な衣装がよく似合っていた。
若さ故の情熱と愚かさを
うまいこと表現していた。

まりもちゃんは、ヒロイン演技バッチリ。
ドレス捌きもいいし、踊りもいい。
歌が・・・て前評判を聞いていたけど
今回見る(聞く)限りは、それほど問題はないかと。
歌ウマ、ではない、ぐらい。
デュエットダンスも綺麗だった。
今後が楽しみ。

コンスタンサの優香りこちゃんも
若いけど、しっかりした演技だった。

あとは・・・
話が散漫だったので、なんとも・・・
ほんとは、大劇場で上演する方がいいのかも。
舞台や群舞の使い方から考えると。


でー。
愛の泉
呪いの泉
名前を変えるべきだと思いまーす。

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