きんちゃんの観劇記(ネタバレだよ)

思いつくまま、適当に。

「モローとルオー」@パナソニック汐留ミュージアム

2013年09月23日 | 美術館・博物館(各種原画展含む)


四季の海劇場隣の建物内にある
パナソニック汐留ミュージアムに行ってきました。

お目当てのモローの幻想的な絵は少なかったけど、
すごく間近でたくさんの絵を見ることができ大満足!

彼等の絵も良かったんだけど
彼等の間で交わされた書簡も興味深かった。
だんだん親密になっていき、
最初は学校の先生と生徒ぐらいだったのが
師弟に、親子のようにもなっていくのがわかりました。

もうひとつ、パリだったかな、
彼等が在籍した美術学校の試験方法が面白かった。
ローマ留学をかけて、成績上位者数名に個室を与え
極力外界との積極を避けさせ、絵を完成させる。
絵の内容もだけど、期間内での完成度も重要なのが
ポイントなんだね。
間に合わなくて受賞を逃すとか。
確かにプロには納期があるしね。

学校では徹底的にデッサンを勉強し、
それを終了しない限りは色塗りまで行けない。
ところを、モローは自由に色を置き、
弟子のルオーも影響を受けた。
その辺りもよくわかる展示でした。

モローが描いた、9つの頭を持つ蛇は
八岐大蛇のように同じ大きさの頭が身体から分岐しているのではなく
七支刀のように、太い幹がベースで脇から小さい頭が出ていた。
西洋ではこうなるんだなあ。
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