きんちゃんの観劇記(ネタバレだよ)

思いつくまま、適当に。

「ガイズ&ドールズ」

2010年04月27日 | 宝塚・劇団四季以外の舞台(落語含む)
「ガイズ」は宝塚再演版をDVDで持っているのですが
ナマの舞台を見たくて行ってきました。
役者狙いじゃなくて、あくまでも作品目当て。

最初の印象は
歌詞も台詞も
クリアで聴き取りやすい

だって、ねえ、、、
いつも見ているのがねえ、、、

聖書ネタはちょっと薄まっていたかも。
そのぶん、いろいろわかりやすくなっている。

バウ並みに小さい舞台だけど
セットの工夫が良く、狭く見えない。
アンサンブルは少ないけれど
みなさん踊りのキレがあり
舞台が寂しいことはない。
「座れ、舟が揺れる」は
教団内のベンチを使って。
(最初は下手側に、上手側に向かって並べられていたけど
 途中は真ん中に持っていき、客席と対峙させる形。
 「船」っぽくなった)

話の流れは、もちろん、ほぼ同じ。
んー、でも、ちょっと、なんか、薄い。
ギャンブラーとキリスト教布教団体、なんだけど
ギャンブラーがそれほど悪く見えないし
教団側もお固くは見えない。
役者によるのか、演出によるのかは不明。

「(堅気の)人は(特に女は)結婚するもの」の件が
未消化気味かなあ。
1948年のアメリカの一般論はそうなのに
いまの価値観で見ようとして
持て余し気味なっているような気がする。
それは違うんじゃない?
って現代人のツッコミが入る余地がありそう。
そうじゃないから、
登場人物達のヘンさが浮かび上がるのに。
だから、アデレイドの長いソロが、
いまいち、心が動かされにくい。
 *ちなみに、いまだと1ドル=100円弱で、千ドルって10万円弱だけど、
  1947年は1ドル=50円、1948年は1ドル=270円
  1948年の日本人の上級国家公務員の初任給が3000円ぐらい。
  現在の上級国家公務員の初任給が20万円弱ぐらい?
  あとは各自計算して!

そもそも、こうは言っているけど
恋によって人は変わる、ってのが
根っこにある主題だと思うんだけど、
それが見えづらい、っていうか。
男は、恋する女のために堅気になり
女は、恋する男のために「結婚」というギャンブルをする。
「男を代えるのが女 代えてみたいもんだぜお前」
このフレーズが無いだけで、
ずいぶん印象が違うんだなあ、と。

内くんは、正直、意識してみるのは初めて。
台詞を言っているときの声は艶っぽく
なおかつ明瞭で聴き取りやすい。
ただ、一本調子なところがある。
それは、演出によるものなのかもしれないけれど
「さすらいのギャンブラー」からは遠く
「ちょっと悪ぶっているけど真っ直ぐな青年」にしか見えない。
もっと腹芸っぽい部分も出せるといいのになあ。
教団に最初に行くところ、
「心にも思っていないことを言う」って部分があると
もっといいような気がする。
サラにいつ惹かれたのかがわかりづらい。
つーか、好きになったの?というぐらい
サラに気持ちが行っていないように見える。
歌になると、役より5歳ぐらい若くなり
もろに「内くんが歌っている」のが見える。
「内くんのファンに向けた作品」だと思うから
これでいいんだろうけど。
踊りは、体は動くけど、足がちょっと内股気味?

でも、まあ、内くんはジャニーズなので、、、と
思っていたので、
想像よりは、よくやっていたなあ、と。
むしろ笹本ちゃんの方が、こんなもん?って気持ち。
いつもの笹本ちゃんで、
予想以上のものはなかった。
そして、思ってたより、姿勢が良くなかった。
ちょっと猫背気味なのかなあ。

笹本ちゃんは現在25歳?
くらりんは当時23歳ぐらいだったと思うと、
くらりん頑張ってたんだなあ、、、
と、しみじみ。

ネイサンはニッキは。
可哀想なぐらい喉が潰れていた。
私がこういった比喩を書くのはアレだけど
「大海賊」のリカちゃんより
喉がヤバイです

声を張り上げる台詞は少ないと思うから
風邪なのかなあ、、、
それとも、舞台での発声はあれがデフォなの???
TV等で見る印象より背が低かった。
(それはタニオカ比だから?)
でも、踊りはさすがだった。
運動量としては内くんの方が格段に上なんだけど
「人に見せる踊り」がキレイに決まっていた。

アデレイドは、高橋由美子ちゃん。
頑張っていたよ・・・、というしか、、、、

ネイサン手下の3人を含め、
アンサンブルがすごく良かった。
歌も芝居も踊りも上手い。
マーロン・ブランドの映画は見ているので
男性が混じった版は知っているけど
やっぱり、ナマの舞台はいいなあ。

んで。
この人数でも十分できるのに
70人仕様(真央さんの時はもっとだよね)にしたとか
「座れ、舟が揺れる」をトップに振り分けたとか
宝塚版を作った酒井先生の脚色力ってすごいんだなあ、
と、これまたしみじみしました。
あと、思ったのがラブシーン。
普通の男女wならキスひとつで終わるのを
キスが表現手段として使えないと、かえって
ねちっこくまわりくどくエロくなるんだなあ。
内くんと玲奈ちゃんは、ちゃんとキスしているのに
色気はない。(少なくとも私には)
リカちゃんの、掌かぶりつきの方がエロい。(少なくとも私には)
ネイサンとアデレイドも、
指輪をあげないとラブラブさは出ないのかなあ。
(それは違う?)

リュウ様が、初の通し役で
初めて歌劇の座談会に参加することになって
えらく緊張していたっけなあ、、、
と、当時のことをちょっと思いだした。
こちらのハリーも長身でした。

お隣が内くんファンの親子みたいで
ちょっとお喋りが多かった。
TVでDVDを見る感覚なのかなあ。。。
私の方がアウェイなのでなにも言わなかったけどさ。


配役
スカイ・マスターソン:内博貴
サラ・ブラウン:笹本玲奈
ネイサン・デトロイト:錦織一清
アデレイド:高橋由美子
ベニー:TETSUYA
ナイスリー:田中ロウマ
ラスティ:田川景一
ビッグ・ジューリ:三谷六九
ハリー:中村昌也
フラニガン警部:井上高志
アーバイド:Kuma
カートライト:荒木里佳

アンサンブル
乾あきお/上口耕一/土倉有貴/永野拓也/中本雅俊
秋山千夏/栗原朗子/栗原亜紀子/香月彩里/首藤萌美


んじゃー!
きりやんの、「ししゃものようなふくらはぎ」を
見てから寝ます。
グッナイ!
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