きんちゃんの観劇記(ネタバレだよ)

思いつくまま、適当に。

「白日青春」

2024年02月07日 | 映画




香港に来た難民の少年と
越境者のタクシー運転手の交流。

を、描きたいのはわかるけど
話のテンポも、場面や台詞のセレクトも悪く、
伝えたいことが明確になっていない。
家族からつまはじきも同じとはいえ、
「自業自得だよね」の気持ちが先に来る。

少年がごく自然に罪を犯すのも
「そういう状況だから」の説明より、
「彼らは犯罪者」の前提が先に来ちゃうよ。
仕方がないから、じゃないよ。

移民に対して香港は冷たい、、、
ように見えるけど
すごくせまい土地だから
無限に増やすのは無理なんだよね。
もともとフィリピンとかの出稼ぎの外国人も多いよね。
(いまはどうなんだろう。
 昔は休日の日曜日に集まってお話ししている風景を見た)

ラストは、私なら大型船に行く前に少年を突き落とすな、
とか思っちゃいました、ごめんなさい。
ああいうふうに密航して外国に行くルートが
もう確立されているんだろうなあ。

不器用なアンソニー・ウォンは見応えあり。
修理工はエリック・ツァン?
どこにもそれを書いている人がいないので
まったく自信が無いんだけど、
彼が友情出演するのは不思議ではないし。

シネマカリテでサインを拝みました。
コメント
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