きんちゃんの観劇記(ネタバレだよ)

思いつくまま、適当に。

「f f f -フォルティッシッシモ- ~歓喜に歌え!~/シルクロード~盗賊と宝石~」@宝塚大劇場(宝塚雪組)

2021年01月16日 | 宝塚(雪組)




マチソワです。
感想は2回まとめて。

芝居。
好みはそれぞれだと思うけど、
作品の質はハイクオリティ。
ウエクミの気合いを見た。
オチだけがいきなりサヨナラ仕様のザ・宝塚になっちゃうけど、
仕方がないか。
芝居、音楽、ダンス、舞台機構、美術、
すべての要素が贅沢に使われ、見事な融合。
音楽的だけどベートーベン曲の羅列ではない。

単純なベートーベン物語ではなく、
音楽とはなにか、革命とはなにか、
自由とはなにか、人間とはなにか、など、
ウエクミ哲学が爆裂してるので、
この重さ、深刻さが苦手な人もいると思う。
とりあえず、だいきほには合ってると思うよ!

一本物2幕を1幕100分にギュウウッと
濃縮しているので見ていて疲れる。
無駄な役、台詞が全くない。
削って時間足らずにもなっていない。
制限時間に見事に詰め込んでる。
ウエクミに感服。
疲れるけど。

作品としてはいいんだけど、
話が、ではなく、なんでしょう、
物理的な質量があるかんじで、
リピートするのは体力がいりそう。
だいきほファン、頑張って!

だいもんのベートーベンは不遜で熱狂で孤独、
そして振られる。
熱量がすごい。
きいちゃんの「女」は
予想とちょっと違ったけど納得。
素晴らしく美しい歌声。
咲ちゃんの戴冠式の衣装はちえちゃんの?
上背があるから迫力がある。
着回し!と思うより、
そうですよね、と、
ここで使わなくてどうする!って気持ちでした。
凪翔のゲーテも良いアクセント。

11時公演は1階後方上手側、15時半公演は2階中程下手側。
2階の方が音のバランスが良い。
人の動き、セットの動きも2階からの方が良く見える。

芝居の音楽は甲斐先生か!
スケールが大きいわけだ。
オケは無いけど、御崎先生の指揮有り。


ショーは、BMBと霧駅を足して1/4ぐらいにして、
サイトー臭を薄めて、
娘1に歌ウマオプションを付けた感じかなあ。
個性、まで行くには突き抜けなきゃダメなんだなあ。
サイトー的はだいもん希望かもだけど
NZMでやり尽くした感があるからなあ。

娘役群舞は、そうだよね、普通はドレスよね、
そこがダルマになるのがサイトーなのよね。うん。

青と赤とか。色使いが特にサイトーチック。

シェヘラザードの場面は、
さすがバレエ出身者、なアレンジでした。

チャイナ服はあるだけ集めました的。
見覚えたくさんあり。
15時半のきいちゃんの髪型ボブ。
11時は違った?どうだっけ?

チャイナの後の戦いの場面、
定番の部族対立からの和解と復活かと身構えたら、
死にっぱなしだった。

黒タキ、ガッツポーズで反るは椿姫を思い出した。

階段前、だいもんから薔薇を貰って
咲ちゃんが真ん中に来る演出にグッと来た。

「仮面の男」との組み合わせなら
ゴチャゴチャサイトーでも傑作に思える、
と逆で、
fffと組み合わされるショーは不利だよなあ。

15時半公演は阪急貸切。
捕まった盗賊だいもん「阪急交通社で行くの?」、
中詰 銀色だいもん、ハンキューサンキューなど、阪急連呼。


だいきほを大劇場公演で見たのは初めてだった。
この辺も初めて見た。







そして、今日が最後。


土産物屋の蜂が雪組バージョンだった。
コメント
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