中年男に恋する女子高生。
ふわふわした部分は無く、
「『好きです!』と言って即ハッピーエンド」
というわけではなく、
いろんな人の気持ちを丁寧に描いていた。
挫折して、それでも前に進む、
ステップアップする、
それは大人も少女も同じなんだよね。
走る菜菜ちゃんの疾走感がいい。
あの走る姿のように、
若い子は人生を突き進んでいくんだろう。
その背中を押すのが大人。
両者の立ち位置が曖昧にならないからこそ
爽やかな話になった。
洋ちゃんの冴えないおっさんがぶりが良かったよ!
洋ちゃんの息子役が天パだった。
この辺も細かい!
目つきの悪い小松菜奈ちゃんがとても可愛い。
だからこそ笑顔になったときもとても可愛い。
歩き方とか、身のこなしがすごく綺麗だった。
シゲはロン毛ウェーブで驚いた。
ヒロインの親友の子、
自分の大切な人を
店長さんが気遣ってくれているのに
気付いたんだよなあ。
こちらの気持ちの細やかさが
伝わるのも良かったな。
図書館の場面。
「本が君を呼ぶ」の台詞で
ヒロインが手に取るのは
「バツイチ子持ちを落とす100の方法」だろう、そこは!
と思いました。
虎薔薇派にお勧めの映画です。