きんちゃんの観劇記(ネタバレだよ)

思いつくまま、適当に。

「愛と死のアラビア/Red Hot Sea」宝塚花組

2008年07月24日 | 宝塚(花組)
お披露目でアタリを引く(良作に当たる)人は少ないんだから。
まとぶん、
強く生きろよ

と言って、まとぶんの肩をポンポンと叩きたくなる3時間でした。
 たもちゃんは「夜明けの序曲」だったんだ。
 まみちゃんは「エル・ドラド」だったんだ。
 たかこさんは「望郷」だ。
 コムちゃんは・・・
 あさこちゃんは・・・
ほれ、元気が出たじゃろう。

芝居もショーも寝なかったから!!!
今回1回で終われます。
えらいぞ!自分!!

芝居は言われていたとおりでーーー。
粗筋をなぞっているだけ、
トップとヒロインの絡みは殆ど無し、
(娘役(全般)自体、出番が少ない)
絶望的な最後の暗示、
ここで終わりかーーーーーい、(ルネッサーーーンス!)
アラブ服でウロウロ以外の意味は無し。
戦争はダメ、平和がいい、
でもスーダン討伐に疑問無しーーー。

ショーも、「草野ショー」の寄せ集め。
(除:エイトシャルマン)
開演前の椰子の木にお船に波のライティングに。
激しく既視感。
け。ちゃんが「まず、妖精さんが出てきて~」と言ってたら
本当に出てきたよ・・・
ユニゾンの総踊り。
左右色違いの水玉のヒラヒラ。
2グループが争って、命を落とす男女。
その魂が天に昇り、、、、
って、もーいーーーーよーーー。
とりあえず、草野先生には「ベサメムーチョ」禁止令を!!

ひとり、踊りのうまい娘役がいたんだけどなー。
黒塗りだから、誰だかわからん。
一花ちゃん、すみ花ちゃん、れみちゃんじゃないのは確か。

ゆーひは、月組と変わらぬ微妙な位置。
どーなるんだね。


公演デザート「インシャラー」。
カメラを忘れたので、
け。ちゃんに撮ってもらいました。(ありがとう!!)

ミルクプリンに、根本にあるのがローズヒップを使ったシロップで
これがアラビアをイメージしているのかな?
美味しかったです。
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「白鳥の湖」アナニアシヴィリ&カレーニョ/アメリカン・バレエ・シアター

2008年07月24日 | バレエ・ダンス
舞台上手でうごめく影。
・・・なんだ?虫か?
そこへ白いドレスの美しい女性登場。
彼女に心を奪われた虫は
金髪のハンサムさんに、へんしーーーん。

  んじゃ、あれか、あれか。
   ロットバルト(虫):ヴィターリー・クラウチェンカ
   ロットバルト(人):ジャレッド・マシューズ
  って、
   ヒビキさん(日高仁志):細川茂樹
   響鬼:伊藤慎
 ← スーツアクターさん。ライダーの「中」の人。
  みたいなもんか?

でも、慇懃無礼に挨拶しても、ビビられたら
あっというまに攫っちゃったよ!!
(誘惑されて惹き付けられたらしいけど
 4階オペラグラス無し(また忘れた)では、
 こんなイメージでした)
変身した意味があるんかい?
王子様は虫に戻り、白鳥(の人形)を撫で回す。
(ここまでは前奏の部分でプロローグ)

場面は変わり。
1幕。
王宮の庭?っぽいところ。
王子とお友達が騒いでいる。
いつものワルツとかがあって。
王妃様が出てきて、誕生日プレゼントをあげるから
結婚しろーって言われて。
王子の友人達が踊るパ・ド・トロワ。
王子の友人役は、踊りが粗いなー、と思ったけど
その後も踊っていた。
技術より体力の役だと思うと、彼でOKか。
トロワの女性方と別れた後も
女性達と踊りまくり。
彼以外も、カップルで踊る。
独り身なのは王子だけ。
しょぼーーーん。
カレーニョ王子は孤独でした。
♪恋にナーバスな20代中盤
と、こっそり心の中で歌う私でした。
(ダンサーの実年齢は無視しよう)
王子のソロが多いね。
王子と女性が踊るところだっけ?
グリゴロ版の黒鳥バリエーションの音楽が使われる。

2幕のロットバルトは虫。
白鳥は、身の上話のマイム有り版の方。

3幕。
扉を開けるセットはいいね。
反射的に拍手が出て盛り上がる。
各国の姫君達が応援部隊を連れてくる版。
応援部隊、チャルダッシュは普通。赤い衣装。
スペインは黄色の衣装。ものすごく違和感。
仰け反りもなく細かいステップも少なく、
かなり物足りない。
これほど盛り上がらないスペインは珍しいね。
ナポリは男性二人が鏡で映したように
左右対称で踊る。
ここはプリンシパル候補なんだよね。
(コレーラ君もかつて踊っていた)
マズルカの衣装は、小倉アイスの色が基調で、
どことなくアラビアン。
一応、花嫁候補と踊る王子。
花嫁候補の踊りに各国の特徴が織り込まれわかりやすい。

そこへ、ロットバルト(人型)とオディール登場。
さっさとオディールは王子を連れて捌ける。
残ったロットバルトは、まず、
王妃を落とす
王妃様、ロットバルトのフェロモンにメロメロ。
策士だ!!!
次にロットバルトは、各国の姫を落とす。
4人とも、あっというまにクラクラ。
どんな女も一瞬で虜にする。
このロットバルトってば、、、
それなんてシブジュン?
と、2ちゃん用語を呟く私の心。
だって、だって、これってばーーー、このロットバルトってばーーーっっ、
リカちゃんだよーーーー
ウハウハ~~。
この辺の踊りの音楽は「ルースカヤ」でした。

4幕。虫は
「王子がオデット以外に愛を誓ったから
 呪いはとけないよ~んん
 ざまーみろーーーーっっ」
と言う。
オデットは、死ぬ運命なのー。
王子は、そんなことさせないー。
でも、やっぱり、呪いは呪いでしてー。
オデット、崖の上から華麗にジャンピング。
湖の底へ。
王子はさらに美しくダイナミックにジャンピング。
湖の底へ。
それを見て、勇気を得た白鳥ちゃん達は
虫を攻撃。ぺしっ!ぺしっ!!
虫は息絶える。
その時太陽が昇る。
旭日旗をソフトにしたような太陽の絵の幕がスルスル上がっていくんですよ。
この状態で、どこから主役二人が現れるのかな。
現れずに終わりは、いくらなんでも無しだろう。
会場中が疑問に思っていたところ。
ちょうど太陽の中心が舞台中央になった頃。
中心部分が透けて、寄り添う二人が見えました。
(笑うところでOK???)
悲劇版なのに
楽しい「白鳥の湖」
でした。

見る前は酷評しか聞いていなかったのですが
実際見てみると、わかりやすいし、楽しかったです。
「白鳥」が楽しくて良いのかは別として。

虫がカーテンコールでは満面の笑みでした。
ほんとーに、この虫が、
特撮に出てくる××怪人みたいなんだよー。
(虫→「ロットバルト、メイクレポート」(ジャパン・アーツ)
 「デザイン:出渕裕」と言われたら信じそう)


ニーナは渾身の踊り。
近年では最高のパフォーマンス。

(続きはまた明日以降。。。)



主な配役
オデット/オディール:ニーナ・アナニアシヴィリ
ジークフリード王子:ホセ・マヌエル・カレーニョ
王妃:マリーヤ・ブイストロワ
家庭教師:ヴィクター・バービー
王子の友人:カルロス・ロペス
ロットバルト:ヴィターリー・クラウチェンカ,ジャレッド・マシューズ

パ・ド・トロワ : サラ・レイン,イザベラ・ボイルストン,カルロス・ロペス

小さな白鳥:
 加治屋百合子,マリアン・バトラー,ミスティ・コープランド,ジャクリン・レイエス
2羽の白鳥:メラニー・ハムリック,リーヤン・アンダーウッド

式典長 : ヴィクター・バービー
ハンガリーの王女:マリアン・バトラー
スペインの王女:ジェシカ・サ-ンド
イタリアの王女:レナータ・パヴァム
ポーランドの王女:サラワニー・タナタニット
チャールダーシュ:クリスティ・ブーン,ロマン・ズービン
スペインの踊り:
 シモーン・メスマー,アレクセイ・アグーディン,
 ルチアーナ・パリス,グラント・デロング
ナポリの踊り:アロン・スコット,ミハイル・イリイン

指揮 : デイヴィッド・ラマーシュ
コメント (2)
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