きんちゃんの観劇記(ネタバレだよ)

思いつくまま、適当に。

「白鳥の湖(ブルメイステル版)」チェルノブロフキナ/国立モスクワ劇場バレエ

2007年12月27日 | バレエ・ダンス
国際フォーラムCの舞台は狭い。
そのせいで、たぶんセットチェンジに時間が掛かったんだと思うんだけど、
各幕ごとに休憩はあるは、
2幕→3幕と3幕→4幕の休憩時間は20分の予定だったのに
絶対それ以上かかってて、
なんだか間延びしちゃった印象。
幕が開いても、あーー、どこからだっけ?みたいな。
ライトも少ないので、ロットバルト@森が全然わからない。
引越公演でCを使うのは止めた方がイイ。
まだAの方がマシじゃないか。
思えば、「グランドホテル」も「タイタニック」も
セットは基本的には備え付けだったよなあ。
ハード面での制約があったんだな。

群舞等はあまり揃っていない。
けど、ここにはそれは求めていないし。
ところどころの小芝居が楽しい。
1幕の男性陣はチャラい貴族の坊ちゃんだし。
小さい白鳥と大きい白鳥は背の高さが全然違うし。
ここに求めるのはその辺だよね。

チェルノブロフキナは、彼女にしては、ややぐらついていたかも。
それでも、腕の動きは相変わらず美しい。
これ見よがしではなく、あまりにも自然すぎる動き。
これがいいんだよーーー。
白鳥はたおやかで、黒鳥は妖艶。
好きだー。
王子のスミレフスキは、脚は長いし
踊り自体は悪くないけど、華がない。
チェルノに釣り合う男性ダンサーはいないのか。
旦那もイマイチだと思ったけど、
スミレフスキよりは良かった。
道化のアキンフェーエフは、跳んで回っているけど
ちょっと余裕がない。
そういった意味では、チェルノ一人だけが別格で
一人だけ別世界の人のようだった。
ま、いいけど。

お目当ては3幕。
衣装も渋ハデだし、
黒鳥チラチラも好きだし、
32回転の高揚感が好き。
この版が、もっといろんなところで
上演されると嬉しいんだけどなあ。
コメント (2)
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