きんちゃんの観劇記(ネタバレだよ)

思いつくまま、適当に。

「Beast meets Beauty #3」

2007年12月14日 | 小山卓治
すごく楽しかった。
メモを読み返す時間がないので
感想は後日に。

異種格闘技戦は面白い。
違う人の要素が入ってきて
良い部分が再構築されていく。
そんなカンジ。
秋山さんの曲のカバーが
小山さんからは絶対思い浮かばない世界なのに
なんでだか、しっくり来ちゃっているのが不思議。

唐突に思い出したのが木村さんが語ったベジャールについての言葉。
http://sankei.jp.msn.com/entertainments/entertainers/071128/tnr0711280832003-n1.htm
「本番前はダンサーに『作品を成功させよう』ではなく、『舞台に勝利しよう』と声をかけていたのが印象的でした」
小山さんは闘って、舞台に勝利したんだなあ、と。
その姿を見るのは楽しいことだ。


Operetta Of Ghosts part1 NEW YORK
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梅津さんとのライブでの共演は2000年6月21日の千葉LOOK以来かな?


いまさらの追記*余所に提出したレポをそのまま転載します。
 初回はどうなるかと思いましたが、異種格闘技戦も回を重ね、今回で3回目です。ロマンチックなタイトルなのに、食べる気満々でライブハウスに来る女性ファンって間違っている??女4人座敷席でカレーを食って準備万端開演待ち。

 卓治のソロコーナーは「パラアレ」から。うん。好き好き。「オリオンのティアラ」は秋山さんファン用なのかな。高音が伸びきらず。惜しい。「Night After Night」「Gallery」「談合坂(女性詞版)」に続いては「真夜中のボードビル」。これは嬉しい。梅津さんがいないのは寂しいけれど、「可愛いアーティスト」のファン向けには、ガツンと男臭い曲で攻めろ!と前から思っていたので。これで引かれたらそれまでよ!
 その次が今夜のゲスト秋山さんの曲をカバー。「どん」。卓治からはまったくイメージできないようなリリカルでポエジーな曲なのに、見事にモノにしているがすごいなーー。ただ演奏しているだけでなく、歌を卓治が咀嚼して再構築したような、なにか新しい世界だった。
 ここから秋山さんが登場。数曲のソロ(サックスは梅津さん)。個人的には彼女の「売り」だと思われるフワーーっとしたソプラノより、低い歌声の方が好きだな。卓治の曲のカバーは「夕陽に泣きたい」。夕焼けの橙色の空がなんだか優しい、そんなイメージだった。
 ふたたび卓治が登場し、3人で演奏。卓治の曲は「種の歌」「祈り」。これらの曲がこれほど力強くなれるとは!なんていうんでしょうか。それだけでも存在し得るけど、秋山さんという要素が入って、混じり合って、さらに強くなるというのか。全然別、とは違う、けど、いつもの曲ではない。不思議。でもでも、とってもエキサイティング。曲って歌って、こういうふうに変わるんだ!!
 ここで一度シメ。楽屋への入り口が引き戸なのに、先に入っちゃう卓治。だめだよ!ホストはゲストをエスコートしてから入らなきゃ。
 アンコールも数曲。大ラスは卓治の「君が本当に欲しいもの」。会場中を同じ熱が行き渡っていた。「歌を聞きに行った」客が、歌に引きずり込まれていた。一体感が歌主導なの。歌って、すごく力があるんだな。そんなことを思ったライブでした。

 秋山さんは、とってもとっても細い人で。自分の世界を持っているので「繊細」とだけは言えないけれど、見た目はとっても華奢。相対的に卓治がとっても男らしく見えました。卓治でさえ頼りがいのある逞しい男に見えるのよ!!長年ファンをやっていると卓治のビジュアルにときめくことは少なくなるけど、この日ばかりはとってもそういった面にもドキドキして、なんだか新鮮な気持ちでした。
 公演終了後は再発CD発売記念(?)のサイン会がありました。2000円×4+1000円(カレンダー)=9000円は、あらかじめ用意していた大人なワタシ。握手はガッチリ力強かった。
コメント
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