前回紹介の熊野神社より県道254号線を少し遡り、「熊野の大トチ」の看板通りに左折、谷川沿いに続く真新しい林道を行けば大きな車溜りの眼下、谷川の河原にそれと解る木立が見える。
最近整備されたものか??対岸の河原に下る散策道が用意され、至れりつくせり。
昭和33年(1958年)に国の天然記念物に指定され、散策道には柵も用意され保護には気を使っている様子が伺われる。
双幹の大トチは根元から2本の巨幹に分かれ、谷川岸の斜面に在って光をいっぱいに受けている。
双幹の根回り約12m、樹高30m、推定樹齢は凡そ500年。
おおきい方の根元にはぽっかり洞が空いていて人が30人も入れると言う・・・(ちょっとオーバーなような気もするが???)。
巨大と言われながらそれほどの印象を持たないのは周りが広く開けている事と、双幹であると言うことかも ・・・・。
根元の岩のような樹瘤から新しい枝が一本吹き出し、新芽を付けていた。
2009.4.18