上許曽(かみこそ)神社と、何とも馴染みのない神社拝殿両脇に君臨する大杉です。
湖北、長浜市街より北へ約15km、湖北から福井県日本海沿岸まで延びる伊吹山脈、その山懐を流れる姉川支流の草野川沿いに軒を並べる集落、高山集落の南はずれに鎮座している。
集落は山深い地に在っても鄙びた山村独特の閉塞感がなく神社境内も明るく拓けている。
この神社の写真はどれを見ても拝殿をすっぽりビニールシートで覆ったものが多いが僕が訪ねた時はちょうど春祭りの前日だったのか?シートはまくり上げられ、紅白の幕と高張提灯が建てられて居た。
境内中央の立派な拝殿、それを抱き抱える様に両脇に二本の巨杉。
向かって拝殿右側に聳え立つ大杉は目通り6.1m、樹高約40mと背高のっぽで枝打ちもされ杉らしい杉です。
向かって左手も退けを取らず、殆ど同じ様に見えますが少し小振りとか・・・・・。
主幹、根元にも殆ど傷や痛みも見られずまだまだ若々しい壮年期の大杉の様に見えましが、少し枝打し過ぎ感は否めません。
一方境内入口辺りにはちょっと痛々しい枝振りのケヤキの老巨木。
全身にコケを纏ってかなり弱って居る様に見えます。
もう二年以上も経つので少し気がかりです。
因に「上許曽」の許曽(こそ)は古代朝鮮語で「様」に当たる言葉だという・・・・そうだとすれば「上許曽」の上は神なのかなあ??
撮影2010.4.10