巨樹追い、信州の旅はこの天台名刹、慧日山津金寺(つがねじ)に聳える学問杉から・・。
下諏訪で万治の石仏を訪ねその足で国道142号線で美ヶ原高原を越え立科へと入る。
津金寺はこの地きっての名古刹、国道から県道147号線に入ると1kmほどで左手に古風な桧皮葺きのいかにも古刹然とした山門が見える。
さすが名僧行基開基、後最澄らにより、学僧育成の寺として談義所が設けられたと云うだけのことはある。
「学問杉」杉の名で呼ばれるこの大杉は鎌倉時代、比叡山から来た学僧が記念に植えたものと伝え、樹齢約800年、呼び名もそれに因んで学問杉と呼び親しまれている。
向かって観音堂右脇に聳える学問杉はいかにも杉らしい大杉で、なぜだか妙に桧皮が荒々しく左巻きに巻いている。
根元主幹共に目立った痛みもなく枝ぶり葉ぶりも申し分なく樹勢は旺盛・・
目通り8m、樹高50mと成っているが…、800年以上の樹齢にしては若々しすぎるほど元気に見えるはは何故???
撮影2009.4.30