滋賀県琵琶湖東岸平野を見下ろす鈴鹿山系は滋賀県と三重県、岐阜県を分ける深い山々を連ねて聳えている。
<保月集落・・・・車載カメラにて>
そんな中、滋賀県多賀町の東北部山中には人里離れた隔絶性の高い集落や、既に廃村になってしまった集落も多く興味を惹く。
そんな集落の一つ保月(ほうづき)を訪れる道筋で立ち寄った大杉です。
国道307号線を北進していくと多賀大社前の信号を越え道なりに直ぐの久徳信号で右折、暫く進んで調宮神社へ続く県道139へと入って行く。
県道139に入って直ぐの調宮神社を越えると直ぐに県道とは云え林道紛いの離合困難な狭隘道、斜面をクネクネ登る為片側は深い谷で思わずハンドルを握る手が緊張するほど
です。
国道別れから約20分、植林の杉林に囲まれた道路左側に明らかに特別な存在感の有る大杉が小さな祠を真ん中に三本並び聳えている。
小さな地蔵の祠を守るために植えられたのか、祠の両側に一本ずつ、背後に一本(しかしこれは根元で二本に別れているのか合着木なのか判らない)まるで祠を抱き包んで居るかのようです。
此処は保月集落への峠道に有る乳地蔵、冬季完全無住の保月集落からも離れたこの辺境の地蔵祠に手向けられた花は新しく今でもちゃんと信仰の対象として生き続けて居ることが良くわかる。
中央に聳える連理だと思われる杉が樹齢400年、樹高37m、樹幹周囲7,3mと云われており、巨木としての存在感よりその景観と・・・・今では殆ど歴史の消えた保月集落の繋がりが気になる大杉です。
全く掲示板など無くさっぱり判りません。
撮影2010.11.27