岐阜県の東端に近い賀茂郡白川町は木曽山系の深い山中に有り、飛騨川に沿って走るJR高山本線と国道41線沿いにある。
国道41線号線で飛騨川沿いに北上してくると道の駅「美濃白河」で右折、一路看板通りに大山白山神社を目指すが、道は狭く途中何箇所もややこしい処も有るが要所々には案内板が出ていて気を付けていれば間違うことは無い。
つづら折れの山道を進むこと約20分ばかりで大山白山神社の直下石段参道前の駐車場に着く。
急な石段を登り切ると山中にしては明るい境内が開け、中央には深い急傾斜の杉林を背に素木檜皮葺の拝殿がでんと建ちつくしている。
社殿はその脇からまっすぐ登る文化財指定の乱石段と平行して設けられた新しい石段を100段ほども登ると山頂と思しきところにあって、大山白山神社の名前が示す通り泰澄上人に依って越前白山より勧請されたと伝えられれている。
さすがに山深い境内は巨杉の森で幹周り6m以上のものが5本も有り、特別な存在感を持つ大杉は拝殿から本殿に登る石段の真ん中辺りの左斜面上に威厳に満ち満ちた姿で聳えている。
推定樹齢700年、目通り8.9m、樹高 36m、主幹にそれ程大きい痛みはないものの、700年の樹齢は充分に感じさせる老骨さを見せている。
近くに夫婦杉が有ると言うので行って見たがこんな字を書く夫婦杉は見たことがない、左側の主幹が妙に白っぽく枝が絡まってまるで抱き合っているように見える。
目通り6.5m、樹齢約300年。
撮影2008.10.13