前回に引き続き宇美八幡宮、湯蓋の森と呼ばれる楠の巨木です。
参道から門をくぐって直ぐ目に飛び込んで来る大楠で、拝殿の右脇に大きく地上に蓋をするようにその巨大な樹冠を広げています。 応神天皇がここで産湯につかった際、蓋をするように枝が覆っていたとされていて、その名が残っているとか??
「湯蓋の森」は、樹齢2000年、樹高20m、目通り幹周15.7mと記されているが、もう一本の巨楠「衣掛の森」と比べると明らかに樹齢も若く、1000年には足りないんじゃ無いかな??
しかし、やっぱりその巨漢ぶりは見事で天を覆うばかりに葉をひろげているが主幹から分れた大枝の一本が折損している。
主幹にはこれと言った傷も洞も見当たらず、今の処樹勢ははこの上なく、根張りや株元の力強さには目を見張る物が有る。
衣掛の森と同じく国指定天然記念物。
同じく境内、受付横に有る無名の巨楠、これなど他の場所に有ったら堂々の県指定天然記念物ぐらいには成っているだろうに??
ここではこんな楠が何本も有って目立った存在では無いのか何の表示も無い。
境内には何本もの巨楠
撮影2010.4.30