巨樹、巨木巡礼

僕が訪ねた大きな樹を紹介していきます。

越前市、螢ヶ宮の大カツラ

2010-03-08 | 福井県


螢ヶ宮とはロマンチックな呼び名の神社があるものだと思って寄って見た。


武生市中心街から越前海岸方面に向けて走るR365号線沿い、八田トンネルを過ぎ八田の西端、小さな小川の横にこの大きなカツラが聳えている。


道路から一段下がった、小さな広場の様な境内、さりとて社殿と言う様なの物はなく、根元に小さな石祠が有ると言うがそれも蘖の葉が邪魔になってか、確認していない。


それでも桂の前には石灯籠が建っていて、神社の境内らしい佇まいで有る事には違いない。


境内横手にある小さな祠は螢ヶ宮とは全く別物だと言うことです。


このカツラその自身が螢ヶ宮なのだという。また、往古、仁賢天皇の皇子が武烈天皇に追われてこの地に来、形見としてホタルを奉じたとされ、自然木を神として信仰した古代の名残りとされている。


 梅雨時の夜には、不思議な青い火が無数に飛び、向こうの山まで架け橋を渡したという伝承もまことしやかに伝えられているとか??



主幹はすでに失われてしまったのか?株立ちした数本の株立幹が元気にその枝々一杯に可愛い葉をつけていて、幹には相当な樹齢だと思われる藤が巻付いていているがうまく共存出きているのだろうか??



表示版に依れば、目通り9.8m、樹齢約600年とあるが、それほどの印象は無い。


撮影2008.7.5


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