この樹は探し当てるのに本当に苦労しました。
小又川沿いに有るとわかっていて、道路は川沿いに走っているのだから直ぐにわかるとタカをくくっていました。
前回紹介の乳・鎌地蔵の大杉と同じ道筋なのだがどうしても見つけることが出来ません。
幸いにしてこの辺りのお年寄りが散歩をしてるのに出くわし訪ねて何とか教えていただきました。
道筋から見ると対岸に自動車工場らしきものがあってその家の前からしか、その場所にはいけなくなっていました。
其処の工場のお願いして、車も置かせていただき、其処から2~3分川沿いに下った川岸から斜めにその幹を川面に突き出していました。
主幹はそれほど巨木でもないのですが川岸の岩の上に有って根元部分が異様に肥大化しています。
こちらもまるで松かと思わせるような枝ぶりの杉の木です。
幹周り8m、樹高は25mとなっていますがどの辺りの幹周りかと思いました。
よくもまあこんな川岸の岩の上でここまで育ったもんだと思います。
ここに目を吹いて岩の上に活着してからでも何度も何度も洪水はあっただろうし、良くも流されないでこの岩にしがみ付いていたものだろうと??
なんと運のいい杉の木なんだろうか??、話が出来たら聞いてみたいこの杉の身の上話。
撮影2008.11.15