丹波篠山辺りには巨木が多いというので出かけたその道中、亀岡から篠山に抜ける国道372線沿の旧園部町天引の神社でたまたま見かけた巨木です。
この先の天引峠を越えるとそこは兵庫県篠山の地、この県境に位置する天引は、宿場として栄えた時代もあったようです。
車窓から一目でそれとわかる巨木の鎮守の森が確認でき、社叢全体が風致林として町指定記念物となっています。
以前この巨木はケヤキだとされていたようですが5年ほど前に椋であることが確認され、一躍全国レベルの椋の巨木として確認されたようです。
本殿東側の一角にカヤの大木と寄り添うようにこの椋の巨樹は立っている。
国の環境庁のデータでは幹周り7.8m、別のデーターでは9.1mとあってどっちを信用すればいいのかわからない。
三重県椋本の大椋、又兵庫県三日月の大椋、ともに全国1.2を争う大椋だが、ここの無垢はすらっと背丈が高い長身で樹勢も盛んなように思えるが、主幹から伸びた大枝が台風の被害で痛々しく折れていた。
樹 高 29.0 m、幹 周 9.1 m、が正確な数値だとすると全国レベル2位の幹周りということだそうです。
撮影2007.5.26