この杉の有る御所市の西佐味は大阪の東南部の千早赤坂村と境を接している。
なだらかな山のふもとに開けた集落で、集落内の道路はかなり狭く勾配もきつい。
この杉は井戸杉とも呼ばれていて 、根元から湧き出している水は、飲料水として尊ばれ、この地区の田畑をも潤してきた。
小高い丘に独木のこの大杉は遠くからもそれとわかる姿で、どっしりと地に足を下ろしている。
大杉の根元にはこの杉を守っるための三体地蔵が祀られており、毎年七月三十日には注連縄を飾り豊作を祈念すると言う。
樹齢約600年、目通り約6m、奈良県指定天然記念物。
撮影2006.5.3