エヌのブログ - 永田町激動記 & 東日本大震災記録

2011.8.30新首相誕生に伴い、≪エヌのブログ - 東日本大震災記録≫を、( ↑上記↑ )に改題

菅前首相が積み残した課題山積 … 円高・TPP・沖縄問題・外国人参政権・朝鮮学校無償化

2011-09-03 18:20:59 | 野田佳彦
“野田丸” 菅の置き土産で“座礁危機”
ZAKZAK(夕刊フジ) 2011年09月03日


2日発足した野田内閣には、菅直人前首相が積み残した、あるいは増やした問題が山積してい。僕のせいではないと言えるはずもないが、それにしても多すぎる“夏休みの宿題”、どう対処していくのか。

■ 財政 ■

増税路線に前向きな野田首相だが、初入閣の安住淳財務相、古川元久国家戦略相兼経財相の2人が、うまくさばけるか。当面の焦点は復興財源論議。政府は9月中に3次補正を策定する方針で、まずは復興債を発行し、後に所得税などの増税で償還する方向だが、増税慎重派との綱引きが予想される。

■ 円高 ■

円高対策を取りまとめるのは古川氏。円高メリット海外資産を買うなどの積極的な対応が期待されるが、国内の中小企業や観光業支援などは急務の状況だ。

■ TPP ■

日本経済のカギを握る環太平洋戦略的経済連携協定(TPP)への参加問題。首相は前向きとされるが、慎重派の代表格である鹿野道彦農水相が再任したどころか、旗振り役である経済省トップに、農水族の鉢呂吉雄氏が就任。推進派で、強い権限が与えられた党側の前原誠司政調会長との軋轢も予想される。

■ 沖縄問題 ■

米軍普天間飛行場の移設については政府と県の対立が続くが、玄葉光一郎外相、一川保夫防衛相ともに、これまで沖縄問題との関わりが薄かった。それだけに、さっそく問題発言をかました一川氏らが安易な発言をすれば、ますます混迷を深めることになる。

■ 外国人参政権 ■

野田首相は反対の立場だが、17人の閣僚のうち8人が、賛成派が立ち上げた議員連盟に名を連ねる。懐刀の藤村修官房長官や国家公安委員長の山岡賢次が熱心なだけに、どちらに傾くのか指導力が試される。

■ 朝鮮学校無償化 ■

菅前首相がまさに“最後っ屁”のように唐突に指示した、朝鮮学校の高校無償化適用の審査手続き再開。審査手続きそのものは実施するが、適用の有無については慎重に検討する構え。自民党などが猛反発、民主党内でも反対の声があるだけに、足元を救われないような判断が必要だ。





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