先日所用で東京へ。
寄り道も含め往復1200キロ弱、花の盛りを迎えた東北の片田舎から東京へと向かう
道すがら、繰り広げられるのは花々が咲き乱れる里の風景、そして萌木色の山肌に浮
かぶ桜やコブシなど、淡い緑からピンクや白へのグラデーションです。まさに「美しい
日本」の風景が連なるように。
花々であふれる片田舎の水辺から
スカイツリーではなく厚生労働省の新名所へ
美しい山並みと厚生労働省の距離、「美しい日本の私」と「あいまいな日本の私」の距離。
「原発テントも、いや脱原発テントもけっこう風景に溶け込んでるなあ」
「やさしかった兄さんが 田舎の話を聞きたいと桜の下で・・・・・・
会ったら泣くでしょ兄さんも 」
なぜか、島倉千代子の唄う名曲が思い出されます。
靖国に奉られる兄の姿にではなく残された母の心情に比重があります。
美しき 日本の四季に 連なりし
九段 二重橋 原発テント
元旦羊男(短歌もどき)