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風邪ダウン

2011年01月25日 | ET CETERA

 毎年、1~2月にかけて、必ずと言ってよいほど、一度は風邪に罹る体質なのだが、
 今年もめでたく先週末から風邪でダウンして、まったく動けない状況になってしまった。
 実を言うと、先々週にも、体調を崩し、その時は発熱と不快感で済んだので、
 今年は案外、軽く終わったと秘かに喜んでいたのだが、
 どうやらそれは単なる「前触れ」でしかなかったらしい。
 ちょうど金曜日の昼過ぎ辺りから、突如として咳が止まらなくなると同時に、
 関節痛が全身を襲うに至って、こりゃもうダメだと観念して、寝床へ潜り込んだのであった。
 その後、2日間、水分補給以外は一切、受け付けず、
 医者に掛かる気力さえも湧かず、
 横になりながら、ひたすら体内で暴れ回るウィルスと格闘を続けていたのだが、
 今日になって、ようやく机の前に座ることができるくらいにまで快復してきた。
 あとは、体調の推移を見ながら、薬をうまく使っていけば、
 元に戻ることができるだろう。
 いやはや、まずは一安心といったところである。

 それにしても、今年の風邪はしつこかった。
 元来、風邪の治療法などといっても、
 「寝て治す」以外に方法がないというのが古くからの知恵であって、
 医者に掛かったところで、感冒薬を処方されるだけで、根本的な治療が施されるわけではない。
 そのため、個人的には、いつも風邪に罹ったと分かった段階で、
 まずは熱めの風呂に入り、ウィルスが暴れやすい環境を作ってやった上で、
 随時、水分を多めに補給しながら、あとはそのまま体調が戻るまで寝るという方法を採っており、
 この方法だと、大体、丸一日もすれば、寝床から起きられるようになるのだが、
 今回は丸二日かかった。
 
 昔から風邪を引くと、この方法で治してきたが、
 ある人に言わせると、さっさと医者に診てもらって薬をもらった方が良いと言われる。
 確かにそうかもしれないが、基本的に風邪はウィルスによって発症するので、
 抗生物質は基本的に利かない。
 根本的な治療が施されるわけではないというのは、そういう意味であり、
 せいぜい風邪の諸症状を抑制するだけでしかないのである。
 したがって、風邪を治すためには、やはり自己免疫に頑張ってもらうしかないわけで、
 早い段階で薬に頼ると、症状が抑えられたことで風邪が治ったと勘違いして、
 結局は、風邪を買い殺してしまうことにもなりかねない。
 時折、冬の間中、ずっと風邪気味の人がいるが、
 それはまさに典型的である。

 ただし、風邪もピークを過ぎて、次第に快復傾向に手応えを感じ始めたら、
 抗生物質を使って、その流れを支援してやった方が良いように思われる。
 すでに体内には、今季の風邪のウィルスの抗体ができているので、
 あとは放っておいても、風邪はいずれ治っていくのだが、
 裏を返せば、ウィルス抗体が最も多く産生されているということであり、
 ここで一気にウィルスの駆逐を行なうチャンスと言える。
 快復してきたという実感も伴うので、精神的にもプラスの作用が見込める。

 風邪でグズグズした状態が続くのが好きではないので、
 どうしても短期集中で治そうと思うと、こうした方法になってしまうのであるが、
 幸い、この方法を採るようにしてから、
 どんな風邪でも大体3日間ほどで治すことができるようになった。
 病院に行く気力があるくらいなら、家で寝るに尽きるというのが結論である。
 なお、3日間、寝ているにもかかわらず、症状が快方に向かわない時は、
 おそらくそれは風邪ではなくて、何か別の病気である。
 そういう時は、すぐに病院へ行った方が良い。