映画で楽しむ世界史

映画、演劇、オペラを題材に世界史を学ぶ、語ることが楽しくなりました

なんともお粗末「1911」

2011-11-30 12:06:36 | 舞台は東アジア・中国
なんともお粗末「1911」

中国の「辛亥革命」は中国、いや世界史上も最重要出来事の筈。

この映画はその「革命100周年映画」と鳴り物入りの公開であるが、
現在の映画の水準から言ってもなんともお粗末。

歴史などと五月蠅いことを言わずに、
全くのエンタメと割り切って見るとしても、これがちっとも面白くない。

ともあれ映画造りの土台たる脚本がチグハグ、人物描写がとてもステレオタイプ、戦闘シーン過剰。

ジャッキー・チェーンも年齢を重ね、マッチョ以外の演技をしたかったと思うのだが・・・。

ちょっと確認、ジャッキー・チェーン演じる黄興はどんな、どれほどの人物だろう。

一言でいって革命勢力拡大の中国南方、東南アジア担当の軍人畑の剛毅の男
・・・もっと言えば南方華僑から革命の為の資金集めで最大の功労者。
(了)

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