百姓通信

自然と素直に向き合い、全身で風を感じて私は百姓しています。
①土づくり②循環型③無農薬・無化学肥料④永続性を大切に!

春分の日

2018-03-21 19:01:17 | Weblog
桜の開花宣言が北上する中、関東では雪が舞ったという。なんともいえない天候の歪みになかなか体調管理が難しい。植物達もワクワクどきどきしつつ、いつ芽を出せばいいか悩みの多いソワソワふわふわした時期を迎えている。
「桜の花は下を向いて咲く」という人がいるが決して彼等は下を向いて咲きたい訳ではなく、重い花弁を支えきれないから下を向いているだけであって基本は上を向く(光の方向に向かって)のであって、上を向くには上を向く理由があり、下を向くのは下を向く理由(例えば花粉を下に落として受粉を促す等)がある、決して人に観てもらうことを前提にしているわけではない。
先日約100年ぶりに新種「クマノザクラ」が和歌山で見つかった桜だが、地域の住民の方々は「この辺のヤマザクラは二度咲く」と思っていたという。ヤマザクラは4月中旬、カスミザクラは4月下旬に咲くのだが、クマノザクラは、3月下旬から4月上旬と早い時期に咲くことから今回の調査が行われた模様だ。

高所

2018-03-20 21:18:50 | Weblog
先日の土曜日、いつもの湖岸沿いの道を走っているとなんとも高い所で仕事をされている方に遭遇する。
10m以上ありそうな高所で松の剪定をされている。
風など吹こうものなら仕事どころではなくなるだろう。
いろいろな仕事はあるだろうが、この仕事や高いビル等の窓の清掃などは、幾ら高給と言われても御免こうむりたいものだ。
「仕事には貴賎がない」
ただどうしてもやりたくない(出来ない)仕事もある
「仕事は楽しくやりたいものだ」
楽しいことばかりでは決してないが、出来る限り楽しみたいものだ。

ミツバチの巣箱

2018-03-18 21:30:31 | Weblog
今年の春から養蜂を始めてみようと思う。
年末(2017/12/31)のblogにも記載したが…
養蜂に関しての本は何冊か読んだが、なかなか本だけでは実感が湧いてこない。
知人の知り合いに10数年来養蜂をされている方がおられ、今春からいろいろご教授いただけることになり、まず第一歩として「巣箱づくり」から始めることに。
大切なことはミツバチの気持ちになって、そして作業(のちのちの)がやりやすいように、いつまでも長く使える「お家(巣箱)」を目指して!!
ということになる。

無花粉スギ

2018-03-16 22:23:56 | Weblog
冬が終わり春が来るとうきうきした気分に普通はなるものだが、なかなか気分が優れないという人が多い。折角の春なのに残念なことだが、花粉症で悩まされている方が多いようで、そういう人にとっての朗報が「無花粉スギ」の登場になるのだろうか?
1992年に富山で偶然見つかった「無花粉スギ」は品種改良を進め2008年にはその生産技術が確立され今や全国区になる勢いのようだ。
岩手には原子力発電所がひとつもないという。
鈴木善幸氏の功績という人もいるが、「海が汚れないか」と素朴な疑問を持ち「自然の美しさ」は何者にもかえがたいとお金に動かされない信念を持った女性達がいたという。「これで出稼ぎに行かずに済む」と大半の男達は喜んだというが、女性達が反対をし、その中心に元開拓保健婦岩見ヒサさんがいたという。彼女は結婚後、保健師の資格も取り、「開拓保健婦」として開拓地を歩き廻った。出産の介添え、病人の世話、育児指導、料理教室、住民の健康の向上に必要だと思うことは、なんでもしたという。そんな彼女が素朴に「大丈夫なのか⁉︎」と感じたことを自問自答し、女性達の反対運動に繋がったという。
遺伝子組み換えも同様、「ほんとうに大丈夫⁉︎」と素朴に感じることをわれわれは今一度素直な気持ち(損得抜きで)で心に問いかけるべきで、一度踏み込んでしまうともう立ち戻れない現実にいち早く気付くべきなのではないだろうか。
2011年3月11日に東北を襲った津波は、1980年代に原発の建設予定地といわれていた田野畑村を襲ったのは言うまでもない事実だ。

遺伝子組み換え

2018-03-15 19:53:00 | Weblog
「遺伝子組み換え」といわれると「えぇーッ」という感じだが・・・。
日本では一応、表示が義務化されている(アメリカでは義務化されておらず、州単位での議論となっている)ので、日本の多くの人は、食品の包材を見れば、遺伝子組み換え原料が含まれているかどうか分かると思っていることが多い。

しかし例えば、お菓子の袋(ビスケットやクッキー等)の裏面に表示されている原材料の一覧をみると、植物油脂・砂糖・ブドウ糖果糖液糖・乳化剤等々と記載されていることがあるが、実はアメリカから輸入したトウモロコシや大豆、砂糖大根を使用していることが多いため、遺伝子組み換えの可能性がかなり高い。

日本は主要穀物を輸入に頼っているために、多くのGM農作物を輸入している。一部で非GM農作物が分別されて輸入されているものの、輸入作物の大半を占める飼料や加工原材料用の農作物はGM農作物と非GM農作物を分別せずに流通しているため、GM農作物だけの輸入量の統計は取れない。例えばGM農作物栽培国からの輸入量と輸出国におけるGM農作物の栽培比率から推定すると、約1700~1800万トンのGM農作物が日本に輸入されていると推定される(バイテク情報普及会 本間・齋藤 2016)。

ドイツやフランスで「遺伝子組み換え不使用」と記載するにはGM農作物の混入率は0.1%以下であり、韓国やニュージーランドでは「0」でなければならない。

「表示厳格に」と記載されると「やった!」という思いになりがちだが、何のことはない、こんなに沢山のGM農作物に取り囲まれて暮らしている我々の暮らしをもっと真摯に見つめ直さなければならない時代を迎えていることに気づくべきだ。

遺伝子治療

2018-03-14 20:42:23 | Weblog
1980年代、スーパーコンピュータは日本に3台しかなかった。
同じ薬でも治る人と治らない人がいることがわかった現代社会では、例えば「肝臓はウィルスの時代は終わった」といわれている。というのは既に、個々の持つDNAの問題になっており、遺伝子治療をすることでそれぞれにしっかり個々人に対応した理想的な治療が目指せる時代を迎えつつあるようだ。

政所茶

2018-03-13 20:54:23 | Weblog
石田三成が幼少のころ秀吉に出したとされる三杯の茶【三献茶】して有名で、秀吉はその後生涯、このお茶を愛した言われる。そして後に朝廷や彦根藩にも献上され続けたというのがこの「政所茶」。

政所には「宇治は茶所、茶は政所、娘やるのは縁所‥‥」という茶摘み唄が代々伝わっている。
永源寺町政所(滋賀県の湖東・鈴鹿山系)は江戸時代はじめは幕府領であったが、政所茶の栽培量の拡大にともない元和3年(1617年)彦根藩の藩領となり、明治を迎える。
現代の茶の品種ではない在来種(山茶)は雪にも強く、寒暖の差の激しい政所では、室町時代から受け継がれた農薬を使わない化学肥料に頼らない栽培方法を今も変わることなく守り伝えている。