百姓通信

自然と素直に向き合い、全身で風を感じて私は百姓しています。
①土づくり②循環型③無農薬・無化学肥料④永続性を大切に!

日の入り

2014-12-12 21:18:15 | Weblog
日の入りがなんとも早い冬の夕暮れ。
日の入りが最も早いのは冬至ではなく、11月の下旬から丁度今日(12月12日)ぐらいまでの2週間、このあたりだと16時45分が最も早い時刻になる。
日の出は冬至が過ぎて新しい年を迎えた1月3日~13日までの期間が最も遅い時刻になる。
冬至とは日中の時間(陽の出ている時間)が最も短い日ということで、日の出と日の入りの時刻が最も遅い、最も早いとは決して言えない。
明日からは少し日没の時間が遅くなる。

往く道は...

2014-12-11 21:46:02 | Weblog
文藝春秋の新年号に高倉健さんの「最期の手記」が記載されている。
戦後70年の企画のひとつだという話だが、「諸行無常。」から始まり「合掌」で終わる文章は、内容的には俳優になった経緯や撮影に追われた日々、南極物語への出演や八甲田山にかけた想いが綴られ、そのところどころに人生観や死生観が散りばめられていた。
諸行無常...人生が変わる一瞬一瞬に感じる感情。
恥のかかされ放題...あぁ本当に人生が変わったと感じた俳優業。
孤独なストライキ...阿闍梨さんとの出逢いが救い。
“1本”に精魂込められる俳優になる...フリーになった時の覚悟。
生きるのに必死だから...負けるもんか。
ー 思い通りにならない人生、出逢った方々の想いに応えようと、ひたすらもがき続けた。ー
健さんは、本当にそんな道に悔いはなかったのであろうか。人は望むよりも望まれる人生を歩むことが幸せなのだろうか。

式年遷宮

2014-12-10 22:33:31 | Weblog
式年遷宮 正遷宮まであと137日の下鴨神社を今日は訪れた。
糺ノ森は比較的明るい森ではあるがいつも清々しい風が流れ、京都の街の中にいること暫し忘れさせてくれる。
歴史的には弥生時代からあったという。
この地は原始林ではなく原生林で、ある程度人の手が入ってはいるものの、落ち葉でさえも“絵”になる。
フタバアオイが激減していることは気になるが、人は決して奢ることなく自然にやさしく包まらながら日々穏やかに過ごすべき姿が本来あるべき姿なのでしょう。

里山ビジネス

2014-12-09 23:39:05 | Weblog
玉村さんは、エッセイイストであり、ワイナリーのオーナー。
ワイナリーを開くに至った経緯や里山の暮らし、小さな循環型社会の在り方等について独自の視点で語られている。
グローバリズムを否定するではなく、大きさに惹かれるわけではなく、結果格差社会になったとしても、額に汗しコツコツ働き、その中によろこびを見出し、風呂に入って「いい湯だ」と唸り、ワインの一杯も飲みながら愉快な食卓を囲んで大笑いをする。
そんな小さな生活の拠点づくりを目指しておられるようです。

L.I.B.

2014-12-08 18:30:45 | Weblog
今日はJON LENONの命日。
もう34年になる。
だから、というわけではありませんが、
LET IT BE あるがまま自然 あるがままのワイン あるがままの自分を受け入れようという意味で自らがつくったワインに『L.I.B.』と名付けた人がいるという。
それは山梨県の八ヶ岳の麓でワイナリー“Beau-Paysage”を営む岡本英史さん。
岡本さんはあくまでも葡萄まかせのワインづくりに打ち込んでおられ、肥料はもとより、土も耕さず、草も 生やしっぱなし、自然のままにするために、通常のワインづくりの幾十倍もの手間を惜しまない。
岡本さんは「山のようなワインがつくりたい」といったという、それは多様性のある、個性豊かなワインのことだと思われるが、その想いは単一の培養酵母ではなく、100種以上の野生の酵母(酢酸菌など、良くないとされるものも含み)が動いて出来る、複雑なワインの深みを求めてのことなのだろう。
参照「ウスケボーイズ」  著:河合香織

種取り

2014-12-07 19:42:06 | Weblog
毎年この時期になるとトマトの種取りを始める。
自分で育てて、種を取る。
所謂、自家採種、簡単なことだが、なかなか手間がかかる。
同じミニトマトでも現在7種類のトマトを育てている。
全てここ9年間自らの手で受粉し自家採取してきた結果、4系統の7種類にほぼ固定出来たように思う。
固定種は、気候変動に強く、病害虫にも比較的耐性をもつ、おそらく肥料も今後は入れなくても良さそうに思う。
来春がまたまた楽しみだ。

最古のビール

2014-12-07 00:02:44 | Weblog
19世紀の難破船から未開封のビール瓶が見つかったのは2010年のバルト海、あれから4年の年月を経て、その製法がつきとめられ、酵母菌も特定され、見事に約170年前のビールがこの世に再現されたという。
ビールの中の微生物が生きていたことが再現の鍵となるわけだが、水深約50mの海底は、海水温が低く太陽光が届きにくいという条件が、理想的な“自然の貯蔵庫”の機能を果たしたようだ。

雪国

2014-12-06 18:06:32 | Weblog
真冬なみの寒さで、滋賀も北は大雪警報が…。
雨よりも雪の方がマシな時と、雪の方が雨よりもマシな時とあるが、今日はある程度雪を予測していたものの、一般道で立往生する車等が出る中、最後の仕事は来週に先送りしてひとまず退散することにする。
チェーン等も準備してほぼ完璧だったが、何があるかわからないので、今回の「先送り」の判断は、ひとまず“良し”としよう。

腐る経済

2014-12-05 21:34:21 | Weblog
youtubeで渡邊イタル×水野和夫「資本主義の終わりと、その先の社会を豊かに生きるために」がアップされている。
なかなか面白い取り合わせで、ポスト資本主義の行方が少し見えてきた気がする。
資本主義はもう既に終わっていて、飽くなき効率化の追求は労働価値の低下を招き、辺境からの収奪は世界を分断するという。
これからの期待は“辺境からの革命”になりそうだ。
※写真は今年のトマトから取り出した酵母君達、なんとも美しい!!

柿酢  その3

2014-12-04 21:43:12 | Weblog
10月5日に1度目の仕込みを終え、11月5日に2度目の仕込みを終えました。
1度目は試験培養で少量だったため、2度目は1度目の5倍仕込んでみました。
出来は2度共上々でほぼ満足いく状態までもってこれたと思います。
菌は自然環境の中であまり無理をせずにスクスクと育ってくれました。微妙な温度管理というより気候の変化に対して少しの気配りがkeyになりそうです。