百姓通信

自然と素直に向き合い、全身で風を感じて私は百姓しています。
①土づくり②循環型③無農薬・無化学肥料④永続性を大切に!

棄てられるNational

2008-01-11 22:01:48 | 循環
Nationalが廃止されるという。主に海外で使用されているPanasonicに2009年度中に統一されるようだ。そういえば、Nationalというネーミングは「国民(national)のための」という意味を込めて命名されたらしい。Panasonicは海外戦略を立てる上で、国粋主義等と勘違いされないように音響事業に関してのみ使用されたのが初めてで「松下の音を全世界に」という意味だという。
今回の決断はマスコミ他、高く評価されているようだが、私は、グローバル化する過程の中で日本という国籍をどのようにPanasonicが消化していくか興味深い。
確かにSONYやTOYOTAは真のグローバル企業となった・・・しかし、それは日本にとってどういう意味があったのか。企業として、企業の生き残りの戦略としてのグローバル化ならば、人員削減や希望退職を募った事実と何も変わらず、世界戦略を考える上で、故松下幸之助氏が戦後望んだ「国民(national)のための」という熱い想いを「人類のために」⇒否、「地球のために」と考えるならまだしも、単なる営利主義で国内ではもうあまり利益追求が無理だからBRICsなど新興市場でひと儲けを企むようでは創業者の理念が崩壊してしまう。それでは誠に残念だ。

伊吹山!

2008-01-10 23:26:22 | 季節
久し振りの伊吹山です!ここ三日間は穏やかな天候が続き、なんだかこのまま春になるかのような(そんなことはないと思いますが)・・・でもまた明日から天気が崩れるようで・・・。そのアトは寒冷前線が張り出し・・・。やはり冬ですよねぇ。

意欲的であるということ

2008-01-09 06:52:40 | 農業
常に意欲的にあり続けることは、難しいのかもしれない。但し、意欲的に取り組むのと誰かにせかされてやる(やらされる)のとでは、現象化する結果は同じでも、その過程や結果から得られることには雲泥の差があると思う。
常に意欲的であり続けるためには、ある人は健康であることが最も大切!!という。その通りだと思う。健康でないと、思考も鈍り、まして身体がついてこない。今年も健康で、健やかな日々が過ごせるように、日々に感謝し、早寝早起き(朝ごはん・・・「朝ごはん」は欠かせないが・・・)!!!

失敗は成功のもと

2008-01-07 23:44:09 | Weblog
『失敗は成功のもと』といいますが、実際には『失敗・・・』ではなく、それらは研究や実験のひとつの過程だけであって、それらを行ったことで初めて成功というものに辿り着けるという解釈が正しいらしく、「仮説をもとに検証してみた」⇒「その結果、また新たな仮説を導き出すことに至った」と考えるのが良いようだ。
ある研究者によると、いろいろ考察するだけではなく、実際やってみると様々な課題に直面する、大小にかかわらずそれら課題を丁寧に一つひとつ解決してみると、しっかり見えてくるものがあるという。
そう彼らの辞書には『失敗』という文字がないのである。

月と農業

2008-01-06 21:33:15 | 農業
太陽太陰暦は、中国から伝わったもので太陰暦と太陽暦との組み合わせ。日本では、1983年に新暦(グレゴリ暦)が採用されるまでの間、長く使われてきました。
百姓はこの太陰暦(月の運行)を利用して、いつ種を蒔き、いつ収穫するかを計画化し、もっとも植物の生理にそった栽培を行っていたといわれています。
◇播種は満月、定植は新月。
 ゆっくり発芽を目指すのなら、満月。定植は新月の時に行うと、活着が比較的良好になるといいます。
◇新月にはリン酸、満月にはチッソ。
 新月にはリン酸を葉面散布して、少し生殖生長に傾けますが、新月にはチッソは禁物。逆に満月にはチッソ系を与え、生殖生長をサポートするとよいといいます。
◆『二月十五日、こまつなを播く。十五日に播けば、どの月でもよく育つという』これは江戸時代の奈良県の農書「山本家百姓一切有近道」の一文で、旧暦の十五日というと満月をしめしており、太陽の光と温度と月の引力等が作物の生理に何がしかの影響を与えていることを百姓は昔から知っていた証となっています。


クマともりとひと!!

2008-01-05 20:58:39 | 環境
日本くま森協会発行の「クマともりとひと」を読まさせて頂いた。
まさにその通りで誰かが始めないと始まらない、誰もやらないのなら~、自らが行動を起こすしかない。
「愛は、言葉ではなく行動である」(マザーテレサ)
・・・・・自然というものは、無数の多様な動植物が互いに密接にかかわりあって、絶妙のバランスの上に成り立っている。自然を守るということは、生物の多様性を守ることである。・・・・・

播種!!

2008-01-04 19:09:02 | 農業
今年もトマトの第一弾の播種を元旦に無事に終えました!
僕は、トマトの種を川砂(もしくは真砂土)に撒き、丁寧に1ヵ月半で苗に育てます。種は成長するために必要な養分をしっかり体内に保持しているため、余計な栄養は一切与えず、水と光と温度(と少しの風)だけで苗まで成長させるのです。水も温度も必要以上には与えません。少しでもたくさんあたえると徒長気味になり、成長は早くなりますが、定植後にストレスに弱くなりがちです。
厳しく育てて、あとあとの管理をしやすくするのです。

こんな年賀状!・その2

2008-01-03 23:43:50 | 季節
こんなお手紙を年賀に頂いた!
「環境について・・・今一度遅いかもしれないが、考えたい!」というような文面が添えられていたが、おそらく環境というより自然や植物、土や光について考えてみたいというような想いから寄せられた年賀のような気がした。
ひとは、“豊かさ”を勘違いしている。
“豊かさ”とは心の中に存在するものであって、人によって異なる、状況によって異なる、時代によって異なるものなのではない・・・決して変わらないものなのではないだろうか。

こんな年賀状!・その1

2008-01-03 23:41:49 | 季節
あけまして おめでとう ございます!!
今年も何卒よろしくお願い申しあげます!

もう今日で三が日も終わるというのに、新年の挨拶もせずに大変失礼いたしました。
お正月というと、年賀状??  
なかなかマメにかけない年賀状ですが、いつも気になる年賀状を送ってきてくれる方がいる。
その方の賀状の一部分を紹介させていただくと、『きのふの雨は かしこひ雨だ よるふって あさやんだ 幼児の時に覚えた歌は忘れません  ・・・』なかなか趣がある。農夫としても趣がある。自然に生きたいものだ。自然に感謝して。

鮒寿司!

2008-01-02 21:19:29 | 料理
お正月には・・・何故か、鮒寿司!!
お酒のアテではなく、僕はオカズとしてこれを戴きます!!
冬に塩漬けされたニゴロブナを夏に適度に塩抜きをし、炊いたご飯を身に詰めます。発酵を促進させるために米麹や酒粕を加えるつくり方もありますが、僕は、桶の中にご飯とフナを交互に敷き詰めて密封し、真夏から5カ月漬け込みます。密封された中で、乳酸発酵により腐敗が防止され、アミノ酸などのうま味成分が増すのです。