百姓通信

自然と素直に向き合い、全身で風を感じて私は百姓しています。
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春眠暁を覚えず

2016-03-18 21:03:58 | Weblog
「春眠 暁を覚えず」とは、春になるとよく聞くが、その後の句を詳細には知らない。
実は
『春眠不覺曉 處處聞啼鳥 夜来風雨聲 花落知多少 』という漢詩の一部で
「春眠暁を覚えず  処処啼鳥を聞く 夜来風雨の声 花落つること知んぬ多少ぞ」と詠む。
全体の意味は
春の眠りは心地よく、うっかり寝過ごし、夜明けに気づかない。目覚めると、ところどころで鳥がさえずり、天気はよさそうだ。そういえば、昨夜は風雨の吹き荒れる音がしていた。折角の花がどれほど落ちたことか。
ということから
「春は何とも心地よく、よく眠れ、寝坊する」の意味かと思いきや
実は、起床時間がいつもと同じだと春になると日の出の時刻が冬よりも1時間以上早くなっていて夜明けに気づかない程だという解釈の方が正しいようで
春になると夜明けが急に早くなり、夜明けに目覚めることが出来なくなった。
もう、ところどころで鳥がさえずっている。待ちに待った春が来たなぁ。そういえば昨夜は風雨の吹き荒れる音がした。折角の花がどれほど落ちたことか。でも、こんな心配は厳しい冬の間では出来なかった。春が来て幸せだなぁ。
と訳してみると何とも味のある『春暁』になる。

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