百姓通信

自然と素直に向き合い、全身で風を感じて私は百姓しています。
①土づくり②循環型③無農薬・無化学肥料④永続性を大切に!

儒教と負け犬

2011-10-21 02:30:48 | Weblog
「働く」ということを考える第四弾。
『儒教と負け犬』
酒井順子著(講談社)より
儒教は宗教ではなく、道徳であり「孔子を祖とする教学(儒学の教え)」であり、学問に即して人間はどうあるべきかを説いている。
生きることは苦しいこと(インド)
生きることは楽しいこと(中国)
日本はその両極の中で、生きることは苦であり楽でもあるとしている。
また「自然のままにのびのびと」とする老子や荘子の教えと
「自然は未開で野蛮、人工、人為的な世界が優れている」とする孔子の教えとは相反することも今一度認識しておく必要がある。
儒教は、中国⇒韓国⇒日本と伝播するが、それぞれの国で独自の進化をとげ、現代人の思考や文化、そして生活様式に影響を与えている。
上海、ソウル、東京のレポートを通してその共通点や相違点を把握するものの、常に変化し、それぞれの年代をとってみても差異のある現代社会において、未来はなかなか予測できないものの、どういう将来、未来観を持ち生きるか今我々に問われている。

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