百姓通信

自然と素直に向き合い、全身で風を感じて私は百姓しています。
①土づくり②循環型③無農薬・無化学肥料④永続性を大切に!

稲むらの火祭り

2019-10-20 18:22:00 | Weblog
昨夜、和歌山の広川町で「稲むらの火祭り」が開催されたという
松明を手にした参加者は約2キロの道のりを高台の神社に向かって練り歩いた
あの1854年の“安政南海地震”で起こった津波から村人たちを救おうと稲わらに火をつけ住民を避難誘導し沢山の生命を救った地元の実業家・浜口梧陵(ごりょう)の故事にちなんだ行事だが、私たちはこの浜口氏から何を学んだのか?
彼は津波の壊滅的な被害を受けた広村の村民のために、救援家屋の建設や農漁具の調達などを行い、離村を防止し、また、将来の津波被害を防止するため、1855年(安政2年)から4年間、堤防の建設を進めたという
全長600m、高さ5m、海側に松、陸側に櫨(ハゼ)の木が植えられたその姿は、今でもその景観をたたえており、史跡に指定されているという
私利私欲でなく、かつ現代だけではなく未来をも見据えた社会づくりに努められた浜口梧陵氏のその姿勢にこそ私たちは学ぶべきではないのか!