偽装

こんなに空はキレイなのに、最近ちまたでは『偽装』『偽装』と何とも情けない話で溢れている。
ある人は「許せない！」といい、ある人は「何を食べてもわからないんじゃないの」という。
「料理人のプライドはどうしたんだ！」という人もいれば、「わかってやってるんだから、実は随分以前から」と妙に納得している人もいる。
やっては駄目なこととまぁそのくらいのことはということと、道徳心と経済性が錯綜して何ともややこしくなっている気はするが、・・・。
大きな教訓は『嘘はダメ！』ということ。
あとは『食』についてもっと我々は学ぶ必要があるということ。
上手けりゃ良いという時代から、『食』を文化にし、『食』が健康、そして社会を築き上げるにはどうすれば良いかと考えてみたい。

クロマグロ

朝夕めっきり寒くなってきた。今日から11月だから、こんなものかと言えばこんなものなのだが。
先日高知県でクロマグロの養殖の現状について話を伺ったが、近畿大学の完全養殖の成功を契機に、近大から稚魚を仕入れて3～4年かけて30㎏程度に育て上げるビジネスと従来型のヨコワ(天然幼魚)を2～3年かけて養殖するビジネス、またヨコワをどういう手法で採捕するか、どの養殖工程に特徴を持たせるか、各社が知恵を絞っているという。