百姓通信

自然と素直に向き合い、全身で風を感じて私は百姓しています。
①土づくり②循環型③無農薬・無化学肥料④永続性を大切に!

秋の日

2010-09-28 23:42:34 | Weblog
『秋の日は釣瓶落とし』と言われる通り、日はだんだん確実にだんだんだんだん短くなっていく。

「小焼け」って何??
「追われて」って何に??
「姐(ねえ)や」は本当のお姉さん??
「絶え果てた」??

・・・赤とんぼ・・・

夕焼小焼の、赤とんぼ
負われて見たのは、いつの日か

山の畑の、桑(くわ)の実を
小籠(こかご)に摘んだは、まぼろしか

十五で姐(ねえ)やは、嫁に行き
お里のたよりも、絶えはてた

夕焼小焼の、赤とんぼ
とまっているよ、竿(さお)の先

時代の流れと共に、生活は変化し、まさしく『唄は世に連れ、世は唄に連れ』
・「小焼け」は「仲良しこよし」のように韻を踏んだもの
・「追われて」ではなく「負われて」つまり背中におんぶしてもらって
・「姐(ねえ)や」は昭和初期ころまでいた「女中さん」のような存在
・「絶え果てた」のは、その「姐(ねえ)や」が結婚したため、「姐(ねえ)や」の実家から届いていた便りが来なくなった  という意味